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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 高梨賢英さん 

 

ミョウバンの結晶で工作
 「カリウムミョウバン」は、低温のときと高温のときとで、とける量がかなりちがうので、結晶を作りやすい物質です。針金に結晶をつけ、王冠などを作りましょう。

 

 ミョウバンをとかして冷やすと

 透明のプラスチックコップに水を約100ミリリットル入れて、カリウムミョウバン20グラムをとかしましょう。十分にかき混ぜたつもりでも、コップの底に残りができてしまいます。

 熱い湯をどんぶりに入れ、とけ残りがあるコップをつけて、しばらくかき混ぜましょう。コップの底のミョウバンはとけてしまいます。

 そのコップを水を入れたどんぶりにつけて冷やすと、透明だった液体がにごって、小さな結晶が出てきます。

 カリウムミョウバンは、温度が高いとたくさんとけ、温度が低くなるととける量が少なくなって結晶が出てきます。この性質を利用して、ミョウバンの結晶を作りましょう。

 結晶をつける型を左の図の(2)から(4)の手順で作ります。

 

 

 結晶を型につけ、成長させる

 約60グラムのミョウバンの結晶を透明のプラスチックコップに取り、70〜80度の湯約150ミリリットルを注いで結晶を全部とかします。

 その液の温度が下がって55度くらいになったら、ステップ1で作っておいた型を液につけてから引き上げます。ドライヤーで乾燥させてから、型の表面の糸を観察すると、小さな結晶がついているのが見えます。これを種結晶といいます。

 ミョウバンがとけた液体入りのコップを、熱い湯を入れた容器にひたし、液温を50度近くまで再び上げます。そのコップに厚紙のふたを使い、ドライヤーで乾かしておいた種結晶のついた型をつるして一晩おきます。

 次の日、コップの中の型に結晶がついています。その型をコップから取り出し、十分に乾燥させます。台に両面テープをはり、その上に結晶のついた型をおいて完成です。ほかにもいろいろな形を考えて楽しい結晶工作をしましょう。

☆お店で売られているミョウバンには、「カリウムミョウバン」と「アンモニウムミョウバン」の2種類ありますが、「カリウムミョウバン」を使いましょう。

イラスト=コジマケン
朝日小学生新聞 2008年5月21日付

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