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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 岡田 仁さん 

 

ジャガイモは水にうくかな?
 ジャガイモは水に入れるとしずむものです。ところが、あることをするとジャガイモはうくのです。

 

 どうしたら水にうくのか?

 まず、ジャガイモ、包丁、食塩、透明のコップ、はしを用意しましょう。はかり(食塩の重さを量る)もあると便利です。

 この実験はジャガイモを丸ごと使ってもできますが、ジャガイモを1〜2センチの大きさに切ったほうがかんたんにできます。コップに水を入れてから、切ったジャガイモを入れてみましょう。しずみますね。

 次に濃い食塩水をつくります。食塩は水100ミリリットルあたり、35グラムくらいまでとけます。よくかき混ぜながらぎりぎりいっぱいとかしましょう。

 はかりがないときは、食塩を少しずつかき混ぜながら入れていき、いくらかき混ぜてもとけなくなったら、飽和食塩水のできあがりです。飽和食塩水にジャガイモを入れると不思議なことに水面にうきます。

 なぜかというと、同じ体積で重さを比べたとき、ジャガイモは水より重いのですが、飽和食塩水はジャガイモよりもっと重いからです。

 

 

 コップの真ん中で止める

 ジャガイモを、コップに入れた水の真ん中で止めることもできます。

 ステップ1でつくった飽和食塩水を、コップの半分くらいまで入れます。次に、その上からできるだけ静かにゆっくりと水を入れていきます。図のように、はしなどに伝わらせて入れるとよいでしょう。こうやって、コップの8分目くらいまで水を入れます。

 さあ、ジャガイモをはしなどでつまんで、そっとコップの中に入れてみましょう。ジャガイモはコップの真ん中あたりで止まります=写真。

 これはなぜでしょうか? コップの中の下半分は飽和食塩水、上半分は水です。

 ステップ1で、同じ体積で比べると、ジャガイモは水よりは重く、飽和食塩水よりは軽いことが分かりましたね。それで、コップの真ん中でジャガイモは止まるのです。理屈では分かりますが、とても不思議に思えますね。

 最後に、このコップの中の液をジャガイモごとよくかき混ぜてみましょう。ジャガイモはどうなるか予想してから、試してみましょう。よかったら予想と結果を知らせてください。

 

▽注意 ジャガイモを切るときに包丁などを使うので、大人といっしょによく注意しながら切りましょう。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

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