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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 荘司隆一さん 

 

寒天レンズをつくろう!
 寒天は固まるとやや白くにごり、ゼラチンほど透明ではありません。ところが、さとうを多量に加えると、透明度の高い寒天をつくることができます。

 

 より透明につくろう

 さとうの量をいろいろ変えて、寒天の透明度のちがいを実験してみましょう。透明なプラスチック製のコップを4個用意してさとうを入れましょう。

 @のコップ 何も入れません。Aのコップ 小さじ2杯ほどを入れます。Bのコップ コップの3分の1くらいまで入れます。Cのコップ コップの3分の2くらいまで入れます。

 次に、なべに約800ミリリットルの水を入れ、加熱します。ふっとうしたら、寒天の粉末8グラムを少しずつ、割りばしでかき混ぜながら加えていきます。すべて加えたら、さらに1分ほど加熱した後で火を止め、そのまま冷まします。2〜3分後(まだ、寒天は固まっていません)、このねばり気のある液を4つのコップに注いでいきます。

 ここまでできたら、数時間そのままにしておいてください。@〜Cの寒天は固まりますが、透明度にちがいがあると思います。Cのさとうを多量に入れた寒天は、より透明になりますね。なお、さとうは、グラニュー糖のほうが透明に近くなることがはっきりします。

 

 

 レンズのつくり方

 ステップ1でつくった透明度の高い寒天で、凸レンズ(虫めがねのように、中央部がふくらんだレンズ)をつくってみましょう。今回つくるのは、片面が平らな凸レンズです。


 さとうを多量に入れた寒天の液(ステップ1のCのコップ)を、底が丸い形をした容器に流しこみます。

 たとえば、飲み物のアルミ缶の底の部分や、スプレー缶の底などが利用できます。流しこんで固まったら、取り出してみましょう。凸型の寒天のレンズができています。

 平らな面を下にして、中央に3〜4センチほどの穴を開けた厚紙の上か、透明な下敷きの上に置いてから、新聞の記事などを見てみましょう。文字が大きく見えると思います。

 さて、寒天の実験が終わったら、寒天をそのまま流しにすててしまうと、配水管がつまってしまうことがあります。水切り袋に入れ、生ゴミと一緒にすててください。また、今回の実験では、特に害のあるものは使っていませんが、なめたり、食べたりすることはやめましょう。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

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