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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 高梨賢英さん 

 

はかりで体積を求めよう
 立方体の体積は、たてと横と高さをかけあわせる計算で求められることは6年の算数で習います。石のように、たて、横、高さのはっきりしない物の体積を調べましょう。

 

 つるせば分かる体積

 重さと体積はまったくちがいますが、2000年ほど前に古代ギリシャの数学者、アルキメデスが発見した原理を応用すると、水を入れたコップとはかりを使って水にしずんだ石などの体積を調べることができます。

 水を入れたコップに指を入れると水面は上がり、指をぬくと水面は元の高さにもどります。水を入れたコップを1グラムまではかれるはかりにのせ、指を入れる前と入れたときの重さを読むと、指を入れる前より入れたときは重さが増えます。

 なぜ、増えるのかを調べましょう。1枚の重さが決まっている1円玉を10枚重ねて両面テープをつけ、ひもをつけてつるせるようにします。はかりに水の入ったコップをのせ、1円玉10枚を重ねた円柱を水の中につるすと、水はしずんだ円柱の体積分だけおしのけられ、はかりの目盛りは5グラム増えます。

 水は1立方センチが1グラム。はかりが示す重さが増えた分は水につかっている10枚の1円玉の体積と同じなので、10枚の体積は約5立方センチとなります。

 

 

 形がちがう物の重さ比べ

 ジャガイモとニンジンのどちらが重いかと聞かれたら、どう答えるでしょう。ジャガイモとニンジンは太さや長さがちがうので、条件を同じにしなければ比べることはできません。

 1円玉10枚の円柱の体積は約5立方センチ、重さは約10グラムでしたね。1立方センチあたりの重さに直すと、10グラム÷5立方センチ=2グラムとなります。

 はかりで重さを調べ、次に水につるして体積を調べれば、いろいろな物の1立方センチの重さを出すことができます。

 ジャガイモやニンジンを水の入ったコップにつるせる大きさに切ってはかりで重さを調べ、次に水に入れて体積を調べましょう。重さを体積で割れば、その野菜の1立方センチの重さを出すことができます。

 同じようにして、鉄や石でできた人形などでも水の入ったコップに糸でつるして体積を求め、1立方センチの重さを調べてみましょう。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

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