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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 岡田 仁さん 

 

湿度と温度の関係は?
 空気中にどれだけ水蒸気がふくまれているかを示したものを湿度といい、暖かさや寒さの程度を表したものが温度です。湿度と温度とは関係ないように思えますが、じつは深い関係があるのです。

 

 水蒸気が増えると湿度は?

 まず、湿度について調べます。湿度計を用意しましょう。ホームセンターやペットショップなどで、小型の湿度計を売っています。

 この実験では、小型の温度計と一体になっているものが便利です。それから、湿度計を入れても少し余裕のある大きさのチャック付きポリ袋も用意しましょう。
 湿度は空気中にどれくらい水蒸気がふくまれているかを(%)で表したものです。空気中の水蒸気を増やしてやると湿度は上がるはずですね。実験してみましょう。

 まず、湿度計の値を見てみましょう。それが、今の部屋の湿度です。次にチャック付きポリ袋に霧吹きなどで、ほんの少し水を入れて、そこに湿度計を入れて袋の口をぴったり閉じます。このとき、湿度計がぬれないように注意してください。10分くらいおくと、だいぶ湿度計の値が上がります。これは袋の中の水が蒸発して、袋の中の水蒸気が増えて、湿度が上がったのです。

 

 

 温度を上げると湿度は?

 次に、温度と湿度の関係を調べてみましょう。

 この実験には、温度計やポリ袋を温めるドライヤーなども必要です。電気座布団などの保温器具でもできます。ただし、ポリ袋がとけるほど高温になるものや、炎で直接温めるのは危険なので絶対にやめてください。

 かわいたチャック付きポリ袋に湿度計と温度計を入れて、袋の口をしっかり閉じます。これで、袋の中の水蒸気の量は変わらないはずですね。

 このとき、袋の内側や湿度計、温度計に水滴がついていないことを確かめて、温度と湿度を記録しておきます。次に、ドライヤーなどでポリ袋ごと温めてみましょう。温度が5度から10度上がったら、再び温度計、湿度計の値を見ましょう。

 温度が上がると、ふしぎなことに湿度が下がります。袋の口は閉まっているので、中の水蒸気の量は変わらないはずなのにふしぎですね。

 空気中の水蒸気の量が変わらないとき、湿度は気温が上がると下がり、気温が下がると上がるのです。この理由は少しむずかしいので、ここでは述べませんが、興味のある人は調べてみましょう。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

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