こどもアサヒホーム > わくわく理科タイム > わくわく理科タイムバックナンバー
朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 樋口健太郎さん 

 

つかまえられるか? 赤とんぼ
 秋の気配がただようと、空にトンボがあらわれます。トンボは、およそ3億年前からいた原始的な昆虫です

 

 トンボとりをしてみよう

 トンボはアミでとるのが基本ですが、アミを使わなくても、とる方法はあります。

 トンボはよくぼうの先に止まっていますね。「トンボはとがった先端が好き」という性質によるものです。そこで、トンボが止まっているぼうの下から立てた指をゆっくり上げてみましょう。トンボが指に移って止まってくれることがあります。何回か挑戦しているうちにうまくいくと思います。

 また、紙などに包んだ小石を、長さ15センチほどのひもの両端に結んでおもりにして、飛んでいるトンボの前に投げると、えさと勘ちがいしてトンボが自分からとびついて糸にからんで落ちてくることがあります。

 トンボはとても目がよいのでつかまえるのはたいへんだと思いますが、がんばってみてください。

 トンボのえさは生きた昆虫です。トンボを飼うのはとてもたいへんです。つかまえたら、弱らないうちに放してやってください。

 

 羽のもようで見分けよう

 よく「赤とんぼ」といいますが、実際に赤とんぼという名のトンボはいません。「赤とんぼ」といわれるトンボには、「アキアカネ」「ナツアカネ」「ミヤマアカネ」「ショウジョウトンボ」「ノシメトンボ」などがいます。羽のもようで種類を見分けられます。

 羽の上のはしの線以外にもようがなかったら、「アキアカネ」か「ナツアカネ」です。胸にある2本の線のうち、頭側の線がとがっていたら「アキアカネ」、平らだったら「ナツアカネ」です。

 羽の先端あたりが黒っぽかったら「ノシメトンボ」。羽の中ほどに黒い帯があり、羽の先端が透明だったら「ミヤマアカネ」。

 羽のつけ根にもようがあったら「ネキトンボ」か「ショウジョウトンボ」です。「ネキトンボ」は羽のつけ根が黄色であしが黒。「ショウジョウトンボ」は羽のつけ根が赤で、あしも真っ赤です。

 これは、かんたんな見分け方ですから、当てはまらないものもあります。そういうときは図鑑で調べたり、トンボにくわしい人に聞いてみたりしましょう。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

朝日学生新聞社のホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての著作権は朝日学生新聞社に帰属します