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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 宮本一弘さん 

 

ミョウバンの不思議!?
 ナス漬けを作るときに使う焼きミョウバンで、いろいろな実験をしてみましょう!

 

 漬物になぜ必要なの?

 焼きミョウバンは、スーパーなどで売っていて、ナス漬けを作るのに使われているので知っている人も多いと思います。漬物を作るときのミョウバンは、どんな働きをしているのか知っていますか?

 ミョウバンには、ナスの皮にふくまれている紫色の色素をナスの繊維にしっかりと結びつけ、ナスをきれいな紫色にする働きがあるのです。

 ミョウバンを使わないと、ナスの色素が水にとけ出してしまいます。ミョウバンを使うことで、ナスの色素をとけ出しにくくし、きれいな色のナス漬けができるのです。

 ナス漬けのほかに、タマネギの皮などを使った染色などにもミョウバンは使われます。染色の場合も、ミョウバンはタマネギの皮の中の色素と布の繊維を

 

 色水の色が消えるのは!?

 ミョウバンをとかしておいた水を、絵の具を水にとかして作った色水に入れると、色水の色が時間がたつにつれてだんだんとうすくなっていくのが分かります。

 このときコップの中を観察すると、絵の具の顔料がしずんで底にたまっているのが見られます。絵の具で作った色水は、絵の具の色のもとである顔料が水にとけてできています。ところが、ミョウバンをとかした水を入れると、顔料が水にとけていられなくなって下にしずんでしまうのです。そのために、色水の色がだんだんとうすくなるのです。

 色のもとが水にとけにくくなるのは、ステップ1のナス漬け作りと同じですね。絵の具の色や色水のこさによって、色のうすまり方にちがいがあります。どの色が早くうすくなるのか、いろいろな色の絵の具で色水を作って試してみるのもいいですね。

 以前は、浄水場がにごった水をすませるために、ミョウバンを使っていたこともあったのです。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

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