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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 山口晃弘さん 

 

ドライアイスの性質調べ
 アイスクリームやケーキを買ったとき、箱の中を低温に保つために入れてもらうドライアイス。その不思議な性質をさぐりましょう。

 

 しっかり観察しよう

 ドライアイスのかけらをテーブルの上において、よく観察しましょう。白いけむりのようなものが出ているのが見えます。手を近づけると冷たく感じますね。息をふきかけてみましょう。ドライアイスの冷気で息が白くなります。ドライアイスをそのままにしておくと、やがてその表面に霜がつきます。

 ドライアイスそのものは二酸化炭素でできています。二酸化炭素(炭酸ガス)を冷却・圧縮して、固体(かたまり)にしたものがドライアイスです。ドライアイスはとけると液体にならず、いきなり気体(ガス)になってしまう性質があります。

 ドライアイスの温度はマイナス79度です。これより気温が高い場所におくと、ドライアイスから直接、気体になってしまうのです。このように固体から直接気体になることを「昇華」といいます。

 水を入れたコップにドライアイスのかけらを入れると、ぶくぶく音がして固体がたちまち気体に変化することが分かります。固体から気体になると体積は約750倍にもふくれあがるので、密閉した容器に入れてはいけないことが分かりますね。

 

 いい保存法はないかな?

 ドライアイスはどんどん気体になってしまいます。なくならないように保存するにはどうすればいいでしょうか。

 新聞紙などで包み、熱を伝えにくい発泡ポリスチレン製などの容器に入れておくのが一般的です。でも、冷蔵庫や冷凍庫に入れてはどうか、とも思いますね。ところが、この保存法では室内にそのままおいた場合と同じようにドライアイスはどんどんなくなってしまいます。

 それでは、どうすればドライアイスを長く保存できるか、条件を決めて調べてみましょう。

 ▽保存する場所を比べる @日当たりのよい場所A暗い場所B冷蔵庫C冷凍庫。
 ▽包み方をくらべる @紙などに包まず扇風機の風に当てるA何にも包まないで風のない場所におくBティッシュペーパーで包んでおくC新聞紙で包むD新聞紙で何重にも包むE新聞紙で何重にも包んで、さらにそれを発泡ポリスチレンなどの容器に入れる。

 どの方法がドライアイスを長く保存できたでしょうか。1時間後(この時間は自分で決めていい)に何%減ったか、重さで調べてみてください。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

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