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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 樋口健太郎さん 

 

お池のスター☆ザリガニの観察
 日本の水田や小川には、「アメリカザリガニ」という赤いザリガニがいます。実験をしながら、ザリガニの体のつくりを調べましょう。

 

 ザリガニをつかまえてみよう

 アメリカザリガニは日本の田んぼや用水路、川、池などにすんでいます。暖かくなってきたので、家の人といっしょにつかまえに行ってみましょう。ザリガニは、やわらかいどろなどに穴を掘って生活しています。

 体長8センチほどの大物をねらいたければ、「ザリガニつり」がおすすめです。小さく切ったするめや煮干しに糸をつけて、ザリガニがかくれていそうな穴にたらしてみましょう。

 田んぼの用水路などがあれば、そこでつるといろいろな大きさのザリガニがとれます。水面から外に出すときにザリガニがにげることが多いので、網を使うといいようです。池などでは足をすべらせないように、くれぐれも気をつけてくださいね。つかまえたら体をよく観察してみましょう。

※大人の方へ 水辺は危険です。子どもから目をはなさないようお願いします。また、水田のあぜをこわしたりしないように気をつけてください。

 

 おしっこはどこから出るの?

 おしりの穴はしっぽの先にあります。そこからしっぽの下側に目を移すと……。しっぽの中央に縦に黒い筋があります。これは腸です。実はうんちの管なのです。

 ザリガニの顔をよく観察してみましょう。ひげ(触角)の下に丸い穴があります。ここがおしっこの穴です。かわいそうですが、しばらく外に置いて体を乾燥させると、そこだけぬれているので分かると思います。

 人間は、顔にある口や鼻から呼吸します。ザリガニはエビやカニの仲間なので、呼吸する体の仕組みや位置は、わたしたち人間とはちがいます。実験でザリガニの呼吸するところを確かめてみましょう。

 食紅を水でうすめた赤い水を用意します。ザリガニを白くて広い容器に入れ、ザリガニの背中がかくれるくらいまで水を入れ、ザリガニの大きなはさみの横あたりに食紅の赤い水をたらします。しんぼう強く何度か試していると、赤い水がはさみの横あたりからザリガニの体に入っていき、顔のあたりから出てくるのが見られると思います。ザリガニはえさを食べる口は顔の前にありますが、呼吸する穴はこのように別なんですね。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

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