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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 新井直志さん 

 

色が浮き出る不思議めがね
 赤や黄色、ピンクに緑。春になると身の回りにいろいろな色が多くなり、はなやいできます。セロハンを使って実験しながら、色について考えてみましょう

 

 いろいろな色を作ろう

 まず、色付きセロハンを用意しましょう。文房具店で買えます。赤色のセロハンを使って、いろいろなものをのぞいてみましょう。ふだんわたしたちが見ている世界とはかなりちがって見えます。特に緑色の見え方がちがいますね。何だか黒っぽく見えませんか?

 このように、2つの色を合わせると黒く見えるような関係を「補色」と言います。正しくは、「赤と青緑は補色の関係にある」と言います。赤色マーカーで書いた文字は、緑色の下じきで見ると黒く見えるのは、この原理のせいです。

 次に、いろいろな色のセロハンを重ね合わせて見てみましょう。黄色と青で緑色、赤と青で紫色。さまざまな色を重ね合わせることで、いろいろな色が作られます。

 これは、絵の具でも確かめることができます。赤色と青色と黄色を適当に混ぜ合わせると黒い色ができます。こん

 

 色が消える・浮かび上がる

 色えんぴつと白い紙を用意しましょう。紙に、「赤、だいだい、黄色、緑、水色、青、紫」のそれぞれの色えんぴつで文字を書きます。

 次に、黄色のセロハンを用意し、それぞれの文字を見てみます。「黄色」の文字が消えて見えなくなりますね。今度は、赤い色セロハンを置いてみると、「赤・だいだい・黄色」が見えなくなります。

 同じように青色のセロハンでは、「青・水色」が見えなくなります。カラーセロハンを使うと、消えて見えなくなる色があることが分かります。

 この性質を使って、色のうき上がる「不思議めがね」を作ってみましょう。

 図のように、厚紙を使ってめがねの台紙を作り、左右のあなに青と赤色のセロハンをはります。このめがねで、いろいろな色をのぞいてみましょう。何だかうかび上がって見える色がありませんか? きれいな色の千代紙で試してみてください。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

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