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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 新井直志さん 

 

色が変わる板・偏光板
 偏光板という変わった板があります。電卓などの液晶表示盤、テレビやパソコンの液晶ディスプレー、 サングラスや3D(立体)映画用の眼鏡に利用されています。この偏光板を使って、不思議な光の世界をのぞいてみましょう

 

 まず、性質を調べよう

 偏光板は「偏光保護シート」という名で市販されています。約7センチ四方に2枚切りましょう。偏光板を2枚重ねると、重ねる方向によって板が明るくなったり暗くなったりします。

 偏光板には、目に見えないくらいの細いすき間(スリットといいます)が刻んであります。2枚の偏光板のすき間の位置が合っていない時は、光は通ることができないので暗く見えてしまうのです。

 偏光板を使って、いろいろなものを見てみましょう。まずは電卓の表示盤。偏光板を回しながら見ると、表示盤が黒くなって文字が見えなくなるところがあります。携帯電話、テレビ、パソコンなどの液晶ディスプレーも同じように見てみましょう。

 次に、プラスチック板、ペットボトル、ビニール袋などの透明なものを用意しましょう。2枚の偏光板の間に、透明なものをはさむようにして見てみましょう。ビニール袋は両手で少し引っ張ってからのぞくと、きれいな虹の模様が見られます。

 

 偏光板で万華鏡作り

 ふたつの紙コップの底に、カッターナイフで穴を開けます。ひとつは全面を(アの紙コップ)、もうひとつは直径2センチほどの穴(イの紙コップ)です。穴の形は丸でも四角でもかまいません。


 偏光板を、1枚は7センチ角、もう1枚は3センチ角の大きさにはさみで切り取ります。偏光板に保護用シートが付いている場合は取り除きます。

 適当な大きさやいろいろな形に切ったセロハンテープを、大きい偏光板に張り付けましょう。セロハンテープは数種類を使います。大小2枚の偏光板を合わせ、明るい方向に向けて偏光板を見ると、さまざまのきれいな色が見えます。

 次に、大きい偏光板はアの紙コップの口の部分に、セロハンテープを張った面を内側にして外側から張り付けます。小さい偏光板はイのコップの底の部分に、内側から張り付けます。ふたつのコップを重ね、どちらかのコップを回しながら、底の小さい窓から明るい方向を向いてのぞいてみましょう。ステンドグラスのように、いろいろな色がきれいに見えます。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

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