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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 江崎士郎さん 

 

心臓ドキドキ
 元気よく走っているときや、走った後は、ハアハア息が切れますが、胸もドキドキしますね

 

 体に手を当ててみると

 ドキドキしている胸に手のひらをあててみましょう。体の中でドキドキしているところは心臓です。心臓は体のすみずみまで血を送るポンプのはたらきをしています。ころんで足をすりむいてしまったときに出てきた血は、この心臓が送ってきたのです。

 心臓のほかにドキドキしているところはありませんか。手首のあたりを指先でおさえてみましょう。手首の親指がわにドキドキしているところがありますね。ここにも心臓があるのでしょうか?

 ここには、心臓から出てきた血が通っている管(血管)があるだけで、心臓はありません。心臓から出た血のいきおいが強いので、ドキドキしているのです。

 手首のほかに、ドキドキしているところをさがしてみましょう。あごの両わきや、手や足のつけねなどに見つかるでしょう。そこには心臓から出た血が通る血管(動脈)があります。多くの動脈は体の深いところを通っていますが、ところどころで表面近くを通っているのです。

 

 回数を数えてみよう

 こんどは、ドキドキの数を数えてみましょう。


 運動をしないでじっとしているとき、1分間に何回ドキドキするか数えます。これを脈拍といいます。この回数だけ心臓がドキドキしたのです。小学生では1分間に80回から90回ぐらいでしょう。大人は60回から70回くらいです。体が大きいほど数が少ないようで、ウマは30回から40回くらいですが、ネズミは600回くらいといわれています。

 次に運動したすぐ後の脈拍を数えてみましょう。運動するために心臓はどんどん血を送り出します。それで、脈拍が多くなります。人によってちがいはありますが、子どもは100回はこえます。中には150回くらいになる人もいます。

 運動してから5分後、10分後、15分後と脈拍を数えてみましょう。だんだん少なくなってもとにもどってきます。運動が終わったので、心臓は血をどんどん送り出さなくてもいいのです。はかった結果をグラフにしてもいいですよ。

 おうちの人といっしょに脈拍を数えてみましょう。早くもとの脈拍にもどるのはだれでしょう。早くもどらない人は運動不足なのかもしれません。

イラスト=ビューンワークス・藤田裕美

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