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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 星野由佳さん 

 

 暑いときは、つめたくひえたサイダーがおいしいですね。市販のサイダーは甘味や香料を入れた水に二酸化炭素をとかしてつくりますが、みなさんの家でかんたんにサイダーをつくってみましょう

 

 水温が低いほどとけやすい

 炭酸飲料を飲むとシュワっとした感じがしますね。あの感じは、とけている二酸化炭素(炭酸ガス)のしげきによるものです。二酸化炭素を水にとかせば炭酸水になります。
 だからといって、息の中にふくまれている二酸化炭素をストローでふきこんだくらいでは、水は炭酸水になりません。

 そこで、スーパーなどで売られている重曹を使って、たくさん二酸化炭素をつくることにしましょう。
 重曹は熱をくわえたり、酸(すっぱいもの)をくわえたりすると二酸化炭素が発生します。

 つくり方のコツが、もうひとつあります。さとうやミョウバンなどはとかす水の温度が高いほどたくさんとけますが、二酸化炭素などの気体はとかす水の温度が低いほどたくさんとけることをおぼえておきましょう。
 重曹に熱をくわえて、二酸化炭素を発生させたお菓子にカルメ焼きがあります。最近はあまり見かけませんが、縁日などで売られていることもあります。

 

 冷やせばよりおいしくなる

 では、サイダーをつくってみましょう。水を130ミリリットル、炭酸飲料用のまるいペットボトル(500ミリリットル用)、さとう15グラム、重曹とクエン酸をそれぞれ1.5グラムずつ用意します。重曹はスーパーや薬局で、クエン酸も薬局で手に入ります。

 ペットボトルに水100ミリリットルとさとうと重曹を入れ、ボトルをふってとかしておきます。重曹やクエン酸が多いと二酸化炭素が多量に発生するので、かならずここに書いてある分量を入れてください。のこりの30ミリリットルの水にクエン酸をよくとかしておきます。

 クエン酸が水にとけたらペットボトルに入れ、すばやくふたをします。重曹とクエン酸がまざるとすぐ二酸化炭素が発生するので、しっかりとふたをしめましょう。炭酸水があふれてくる可能性もありますから、ふきんなどを用意しておきましょう。ふたをしたらよくふってまぜます。これでサイダーはできあがりです。

 そのまま飲んでもよいのですが、冷蔵庫でひやすとおいしいですよ。
 クエン酸のかわりに、アスコルビン酸でもつくれます。アスコルビン酸はビタミンC剤として薬局で売られています。

まんが・西村まさのり

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