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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 新井直志さん 

 

 家の机の中に磁石がねむっていませんか? メモ用紙をとめるマグネットでもよいでしょう。百円ショップなどにも磁石は売っているので、何種類かの磁石を用意して、磁石の不思議な力を調べてみましょう

 

 クリップ同士もつながる

 磁石は鉄を引きつける性質(磁力)を持っています。紙などをとめるクリップも鉄でできていますから、磁石にくっつきます。強い磁力を持った磁石ならクリップがいくつもつながります。つながったクリップを磁石からそっとはなしてみましょう。クリップはどうなると思いますか? クリップは、落ちずにつながったままです。これはどうしてでしょう?

 一番下のクリップをひとつとって、方位磁石にそっと近づけてみましょう。針が少し動きます。そうです。磁石にくっついたクリップは磁石の力を持ち、磁石になったクリップどうしがつながったのです。不思議ですね。
 鉄でできたものでも、磁石になりやすいものとなりにくいものとがあるようです。鉄くぎやねじ、針金などでためしてみましょう。

 ところで、磁石の力を利用したものは身の回りにたくさんあります。磁気テープや磁気カードは、音や画像、文字などを磁石の力の強弱で記録しています。パソコンやテレビなどの電子機器も磁石の力を利用しています。こうしたものに、強い磁石を近づけると記録された情報がこわれてしまうので、磁石を近づけないように注意してください。

 

 見えない力が見えてくる

 白い紙の上に砂鉄(鉄の粉)をまいて、紙の下から磁石を動かすともようがかけます。これを、ペットボトルを使って立体でやってみましょう。

 @砂鉄を用意します。ビニール袋につつんだ磁石で砂場の上をなぞるようにすると、かんたんに砂鉄が集められます。磁石に砂鉄がつかないように注意しましょう。砂鉄が多い砂を見つけるには、黒い砂をさがします。黒くない砂(サンゴの砂)は砂鉄をふくんでいません。
 A500ミリリットルのペットボトルを用意して、ラベルをはがしてからボトルの口まで水を入れます。
 Bボトルの胴体に、磁石ふたつを向かい合うようにして、セロハンテープでしっかりとめましょう。
 C集めた鉄粉(砂鉄)を、ボトルの口からゆっくり落としていきます。磁石の力に引かれてきれいなもようができます。

 磁石と磁石の間に見られるもようは、目に見えない磁力線をあらわしています。ふたつの磁石の間に、引き合う力やしりぞけあう力がはたらきます。磁石をつける向き(N極とS極)をかえると、ちがうもようや線ができます。どんなもようがかけるのか、やってみましょう。

まんが・西村まさのり

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