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漂着ごみ(ひょうちゃくごみ)

 海岸に流れ着いたごみ。川から海に出た後、海岸に打ち寄せられるほか、外国から海流に乗って運ばれてくるものもあります。
 国土交通省と農林水産省による初の全国調査(去年10月末〜12月上旬)で、国内の海岸に放置されている漂着ごみが総重量約2万6000トン、体積では約14万8000立方メートルにのぼると分かりました。東京23区のごみ発生量の約3日分にあたります。青森県の下北半島や津軽海峡付近と北海道南部、茨城県の鹿島灘付近、九州の長崎、佐賀の両県、山口県の沿岸などで目立ちました。その地域の人口や、ごみ発生量との関係はうすく、海流と海流がぶつかり合う地域などに多い傾向があるといいます。

('07年5月5日)

特待生制度(とくたいせいせいど)

 勉強やスポーツなどで優秀と認められた学生・生徒が、授業料の免除や奨学金などを受けられる仕組み。
 日本高校野球連盟(高野連)などは2日、「野球の特待生制度を設けている」という申し出が延べ382校からあった、とする全国調査の結果を公表しました。部員は8000人をこえる見こみです。日本学生野球憲章は、野球部員であることを理由にお金や品物をもらうことを禁じているため、高野連は、野球特待生は憲章違反としています。名乗り出た学校はすべて私立で、ここ10年の甲子園優勝校も9校ふくまれます。高野連は、特待生だった部員が5月中の試合に出場を見合わせ、部長(先生)が交代するなどの措置を取れば、夏の全国選手権の地方大会に出場できるとしています。ほかのスポーツをふくめ、広く根付いている特待生制度だけに、保護者や学校からは戸惑いの声も上がっています。

('07年5月4日)

捜査特別報奨金制度(そうさとくべつほうしょうきんせいど)

 凶悪な未解決事件の犯人逮捕(たいほ)に結びつく有力な情報を提供(ていきょう)した人に、警察庁が公費(こうひ)でお礼のお金を支はらう制度。対象は、殺人、放火などの凶悪事件であること、発生から半年以上たっていることなどが条件で、最高300万円が支はらわれます。制度が考えられた背景には、地域社会のつながりがうすまり、聞きこみによる捜査が難しくなってきたことなどがあります。
 警察庁は1日、この制度をスタートさせました。第1回の対象は、北海道石狩(いしかり)市で起きた強盗殺人事件など5事件。情報は1年間受けつけます。対象事件は追加していき、年間で40〜50事件になる見こみです。

('07年5月2日)

ユネスコ(UNESCO)

 日本語では「国連教育科学文化機関」。パリに本部を置く、国連の専門機関です。1946年にできました。教育、科学、文化などの面で世界の国々の協力をおし進め、世界平和を目指します。世界遺産を始めとする文化財や自然環境の保護活動や、識字教育、平和教育などをになっています。
 ユネスコがこのほど発表した報告書によると、世界の紛争地帯で学校や先生、子どもたちがねらわれる傾向がますます強まっているといいます。報告書によると、内戦状態が続くイラクでは、去年約75%だった小学校の出席率が、今年は約30%に下がってしまいました。

('07年5月1日)

バイオガソリン

 サトウキビやトウモロコシなどの植物を原料とするバイオエタノールを混ぜたガソリンです。燃やしたときに出る二酸化炭素は、もともと大気中にあるものを植物が吸収したものとして、大気中の二酸化炭素は増えない計算。石油にたよらず、地球温暖化を防ぐ対策の1つとして注目され、ブラジルやアメリカなどがとり入れています。
 27日、首都圏50か所のガソリンスタンドで試験販売がスタート。日本では、広域での一般向け販売は初めてです。国内ではまだ本格的に生産されていないため、フランスで小麦からつくったものを輸入しました。2008年度まで続け、10年度から全国販売される予定です。

('07年4月28日)

ラニーニャ現象

 太平洋の東側の赤道付近海域で、海面の水温が平年に比べて低い状態が、数か月間続くこと。世界各地に異常気象をもたらします。気象庁では、月の平均で0.5度以上低い状態が6か月以上続く場合と決めています。反対に高い状態が続くことを「エルニーニョ現象」と呼びます。
 5〜7月はラニーニャ現象が起きるとみられ、日本では梅雨(つゆ)明けが早く、暑い夏になる可能性が高いと、気象庁が25日、3か月予報を発表しました。

('07年4月27日)

遺伝子組み換え生物

 生き物の細胞(さいぼう)の中にある遺伝子(いでんし=体の設計図のようなもの)を、人が都合のいいように組み換えた生物。自然界に出ると、ほかの生物と交わり生態系にどんな影響が出るか分からないため、利用は法律で規制されています。
 この技術を使った赤く光る熱帯魚が違法(いほう)に輸入販売されていることが分かり、環境省は業者に販売の中止と回収を指導しました。魚はアジア原産で、体長約5センチ。もとの種に、サンゴから取った遺伝子を組みこんでいるそうです。

('07年4月26日)

エリツィン前ロシア大統領

 1931年2月1日、ロシア・ウラル地方生まれ。旧ソ連で民主改革派の指導者的存在となり、91年6月にはロシア共和国初の大統領選で圧勝。12月に旧ソ連を構成していたベラルーシ、ウクライナ首脳と独立国家共同体(CIS)をつくり、ソ連の解体に中心的な役割をはたしました。
 23日、心臓衰弱(しんぞうすいじゃく)による多臓器不全(たぞうきふぜん)のためモスクワ市内の病院で亡くなりました。76歳でした。

('07年4月25日)

フランス大統領選挙

 22日に投開票され、右派(昔からの政治のやり方を守ろうとする立場のグループ)の民衆運動連合のニコラ・サルコジ前内務大臣=写真右=が約3割の票を集め1位、社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル元環境大臣=同左=が約26%の得票で2位になりました。過半数を得た候補がいなければ2週間後に上位2人の決選投票が行われる決まりのため、この2人が5月6日の決選にいどみます。
 ロワイヤルさんが選ばれれば、フランス史上初の女性大統領となります。任期は5年。現在2期目のシラク大統領の任期は5月16日までで、今回の選挙には立候補しませんでした。

('07年4月24日)


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