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谷亮子選手

 女子柔道48キロ級の選手。結婚前の姓は田村。「ヤワラちゃん」の愛称で親しまれました。五輪で金2回、銀2回を獲得したほか、世界選手権6連覇という初の記録をつくりました。2005年暮れに男の子を出産し、現在31歳。
 女子第30回全日本選抜柔道体重別選手権48キロ級で、谷選手は2年ぶりに公式戦に復帰しました。決勝(8日)で福見友子選手(21歳)に敗れ、15度目の優勝はのがしましたが、9月の世界選手権(ブラジル)代表に選ばれました。「体力的な不安はなく、感じたのは試合勘の問題。手ごたえはつかんだ」と話しています。北京五輪(08年)に向け「ママでも金」をめざします。

('07年4月10日)

IPCC報告書

 世界気象機関と国連環境計画が1988年に設立した国際的組織「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)による評価報告書。地球温暖化の実態をつかみ、予測、対策などを評価します。世界の科学者が参加し、最新の研究成果をもとに、ほぼ5年ごとに発表。3つの作業部会がそれぞれ報告書をまとめます。
 地球温暖化が社会などにどうひびくかを予測する第2作業部会の第4次評価報告書が6日、まとまりました。すべての大陸と海洋の一部で影響が表れているとし、春の開花時期の早まりなどを例にあげています。将来の影響では、@2020年代には数億人が水不足の被害にさらされ、サンゴ礁の白化現象が広がるA50年代には、1990年に比べて2度程度、気温が上昇し、最大30%の生物種で絶滅のおそれが高まる、などと指摘しています。

('07年4月8日)

赤ちゃんポスト

 生活が苦しいなど、さまざまな事情で子育てができない親が、赤ちゃんをたくす仕組みです。赤ちゃんが捨てられたり、殺されたりするのを防ぐため、2000年にドイツの団体が考えました。病院の外壁に「窓口」を設け、内側の個室に保育器を置きます。赤ちゃんが置かれるとブザーが鳴り、病院の人に知らせます。
 熊本市は、慈恵病院から出されていた「赤ちゃんポスト」(名称は「こうのとりのゆりかご」)の設置申請を5日、許可すると決めました。全国初のポストで、最短で約1か月後に運用が始まる見通しです。病院は、どこのだれか明かさない「匿名」で預けられることをなるべくさけるため、「相談室」も設けるとしています。この仕組みには、「赤ちゃんを救える」などの賛成意見がある一方、「子どもを無責任に置き去りにする親が増える」など反対の声も上がっています。

('07年4月7日)

西武の裏金問題

 プロ野球の西武が、アマチュア選手のスカウト活動で不正なお金をわたした問題。2004年春から、12球団が不正をしないことを申し合わせた倫理(りんり)行動宣言(05年6月)後の05年10月にかけて、選手2人に計1300万円近くをわたしていたことが先月、明るみに出ました。
 この問題を受けて西武がもうけた第三者による調査委員会が4日、中間報告を発表。78年の球団創立から倫理行動宣言前までの27年間に、高校・大学・社会人野球の監督らのべ170人に、選手の入団謝礼(にゅうだんしゃれい)として最高で1000万円の現金や商品券をわたしたことや、契約前の選手5人に計6160万円をわたしたことがわかりました。スカウトは「他球団に後れをとるわけにはいかない」と、不正の理由を説明しているといいます。

('07年4月6日)

ODA

 「政府開発援助(せいふかいはつえんじょ)」を意味する英語「Official Development Assistance」の略(りゃく)。先進国が途上国のくらしを良くするための資金や技術の援助をします。水道や道路の整備(せいび)、学校や病院の建設などに役立てられます。
 日本政府による2006年のODA額(暫定値=ざんていち)は116.1億ドル(1兆2954億円)で、前年までの2位から3位に落ちたことが3日、分かりました。1991年から2000年まで10年連続で1位でしたが、01年にアメリカにぬかれてから5年連続2位でした。財政難などからODAの見直しが進められ、今回さらに順位を落としました。1位はアメリカ、2位はイギリスでした。

('07年4月5日)

ソロモン諸島

 南太平洋西部に位置し、いくつもの島からなる国。面積は2万8900平方キロで、岩手県の約2倍の広さです。人口は約48万7000人(去年11月現在)。首都は、ガダルカナル島にあるホニアラ。主な産業は、コプラ〔脂肪(しぼう)分がマーガリンなどの材料になる〕の栽培(さいばい)です。
 ソロモン諸島沖を震源(しんげん)として2日に起きたマグニチュード(M)8.0の地震で、ホニアラに次ぐ都市ギゾに、最大10メートルにおよぶ津波(つなみ)が押し寄せ、大きな被害が出ているもようです。外国の通信社によると、地震と津波の被害を受けた人は、推定5000人。3日朝までに少なくとも20人以上が死亡、多数が行方不明です。同国の首相は非常事態を宣言しました。

('07年4月4日)

真夏日

 最高気温が30度以上の日。25度以上の日は、「夏日」です。
 本州の太平洋側で1日、初夏から夏の陽気となり、静岡市は31.8度と、国内で今年初めて真夏日を観測しました。静岡市では、去年の5月1日より1か月早い観測。南からの暖かい空気におおわれたためで、気象庁によるとフェーン現象(風が山地をこえて平地へふき降りるとき、温度が上がり乾燥する現象)が重なりました。

('07年4月3日)

教科書検定

 教科書会社が見本として作った教科書を、文部科学省が検定基準にもとづき、適切かどうかをチェックするしくみ。合格したものだけが学校で使う正式な教科書として認められます。
 同省が3月30日に公表した2006年度の教科書検定で、高校の日本史では、第2次世界大戦末期の沖縄戦での集団自決(集団で命を絶つこと)をめぐる記述に、修正を求める意見が初めてついたことが分かりました。アメリカ軍に追いつめられた沖縄の住民が、集団自決した理由を「日本軍に強制された人もいた」などと説明した教科書見本が7点ありましたが、どれも不適切とされ、各社は「集団自決に追いこまれた」などと修正しました。「軍が命令したかどうか、明らかとはいえない」というのが理由です。元守備隊長らが「命令していない」とうったえた裁判が1件ありますが、自決の強制をうかがわせる証言や体験談も数多く記録されています。

('07年4月1日)

道徳教育

 学校で学ぶ基準を定めた学習指導要領では、小中学校では週1時間程度の「道徳の時間」のほか、「学校の教育活動全体を通じて行うもの」とされています。「道徳の時間」は、通知表に成績をつけないことになっています。文部科学省は2002年から「道徳教育の手助けに」と、全国の小中学生に「心のノート」を配っています。
 政府の教育再生会議は29日の学校再生分科会で、「道徳の時間」を国語や算数などと同じ「教科」にして、「徳育」(仮称)とするよう提言する方針を決めました。教科になれば、文部科学省が検定する教科書がつくられ、通知表に成績がつけられる可能性があります。

('07年3月31日)

希望入団枠制度

 プロ野球の新人選手を選ぶドラフト会議で、選手が希望する球団を選べる制度。大学生・社会人選手を対象に、各球団は1人の新人選手を獲得(かくとく)することができます。球団が抽選で選手の交渉権を得るドラフト会議の中で、選手の希望をかなえる特別な仕組みでした。
 この制度を、今年秋から廃止(はいし)することが28日、決まりました。西武がアマチュア選手のスカウト活動で不正なお金をわたしていた問題が明らかになって以来、アマチュア球界や選手会を中心に、廃止を求める声が高まっていました。「希望枠(きぼうわく)があるために、『ぜひうちの球団に』とさそう不正なスカウト競争がエスカレートする」という考えからです。

('07年3月30日)


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