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北京五輪

 2008年8月8日、中国の首都北京(ペキン)で開かれる第29回夏季五輪です。アジアでの夏季開催は1988年の韓国・ソウル大会以来、20年ぶり3回目。
 開幕まであと500日となった27日、組織委員会が北京五輪のメダルを発表しました。大会ごとに独自のデザインとなる裏面は「玉(ぎょく)」と呼ばれる素材を使い、中国の古代に祭器(さいき)として使われたドーナツ形の「玉璧(ぎょくへき)」をかたどっています。
 表側の面は04年アテネ五輪と同じギリシャ風デザインで、重さは約150グラム。組織委員会は「中華文明と五輪精神を融合(ゆうごう)させたデザイン」と説明しています。

('07年3月29日)

余震(よしん)

 大きな地震のあと、近くで続けて起こる地震〔最初の本震(ほんしん)より小規模〕のこと。本震の発生で地盤(じばん)が不安定な状態になり、それを解消するために余震が発生すると考えられています。
 「2007年能登(のと)半島地震」(25日発生)の被災地周辺では、体に感じる余震が200回を超えています。能登半島の被災2市2町の高齢化率(人口にしめる65歳以上の割合)は34.4%と、たいへんお年寄りの多い地域です。地元自治体では、医師らを避難所(ひなんじょ)に派遣(はけん)するなど、余震におびえながら避難生活を送るお年寄りの心身の「ケア」に乗り出しました。気象庁は「数日程度は震度5強、ところによっては震度6弱の余震が発生するおそれがある」として、こわれかけた建物の倒壊(とうかい)や土砂災害などに注意を呼びかけています。

('07年3月28日)

尾瀬(おぜ)

 福島、群馬、新潟の三県にまたがる、日本最大の高層湿原地帯。独特の生態系を育み、ミズバショウなどで知られます。2005年、湿地や水鳥を守るラムサール条約の登録地になりました。
 環境省は22日、日光国立公園に含まれている尾瀬地域を、単独で国立公園にする案を明らかにしました。単独の場合、原則「3万ヘクタール以上」の基準があります。約2万5000ヘクタールの尾瀬地域に、周辺の山なども含め、基準以上に広げるとしています。

('07年3月24日)

告示

 都道府県の知事、市町村長、市町村議会議員などの選挙の実施(じっし)と投票日を公式に知らせ、立候補(りっこうほ)を受け付ける日。衆議院議員の総選挙と参議院議員の通常選挙では「公示」といいます。公示・告示日は、通常選挙と知事選が17日前まで、総選挙が12日前までなど、選挙によって異なります。
 統一地方選挙の始まりとなる13都道県の知事選(4月8日投開票)が22日、告示されました。今回から地方の首長選でも、数値目標などを記したマニフェストが配れるようになり、政策の中身をきそう選挙になりそうです。

('07年3月23日)

乙武洋匡(おとたけ・ひろただ)さん

 『五体不満足』(講談社)の著書で知られるスポーツライター。生まれつき手足のない重度の障害者で、移動には電動の車いすを使いますが、車の運転もスポーツもできます。1976年生まれ、東京都出身。
 乙武さんが4月から、東京都杉並区の第四小学校の先生になることが決まりました。乙武さんは、おととしから大学の通信課程で学び、教員免許を取りました。任期は原則3年だそうです。記者会見で「みんなちがっていてもいいんだというメッセージを伝えたい」と話しました。

('07年3月22日)

イラク戦争

 2003年3月20日から、アメリカ(米)が中心となってイラクを攻撃(こうげき)し、フセイン政権をたおした戦争。イラクが大量破壊兵器を持っているとして戦争を始めましたが、実際にはありませんでした。ブッシュ米大統領(だいとうりょう)は開戦の1か月半後に戦争の終わりを宣言。国を治める権限は04年6月にイラク人の手にもどされましたが、米軍などは治安維持などのためにとどまっています。
 開戦から20日で4年となりました。イスラム教の宗派間の争いなど内戦状態が収まらず、国内外の避難民(ひなんみん)は約390万人に達しています。4年間でアメリカ兵の死者は3000人をこえ、イラクの民間人の死傷者はその約10倍にのぼるとみられます。ブッシュ大統領は今年に入り、イラクの米兵を最大2万6200人増やすと発表しています。

('07年3月21日)

表層雪崩

 古い積雪の上に積もった数十センチ以上の新雪が、すべり落ちる雪崩。積雪内部のくずれやすい弱い層が上の層を支えきれず、一気にくずれます。
 北海道積丹町の積丹岳で18日午後、スノーモービルに乗っていた人たちが雪崩に巻きこまれ、19日までに4人の死亡が確認されました。警察などによると、現場には男性22人がいました。8人は自力で下山し、10人は18日夜までに救助。札幌周辺はここ数日、まとまった雪が降りました。以前に積もっていた雪がかたくこおり、その上に新雪が積もって表層雪崩が起きたとみる関係者もいます。

('07年3月20日)

外国人研修・技能実習制度

 開発途上国から働き手を受け入れ、日本の技術を身に着けてもらう制度。本来の目的は国際支援ですが、途上国の人を安い賃金で働かせる「抜け道」に利用されるケースも問題になっています。
 この制度で来日し、茨城県太子町の工場でミシン縫いなどの仕事をしていたベトナム人女性6人(24〜25歳)が、工場の倒産で、給料の一部をもらえないまま帰国をせまられています。月給は6万5000円で、1時間で計算すると、わずか312円といいます。工場の一角に寝泊まりし、午前3時、4時まで働くこともあったといいます。「貯金」の名目で毎月3万円が給料から引かれたまま、支払われていません。先に帰国した7人と合わせ、約460万円が払われていないといいます。6人は「日本はすばらしい国と、夢を持ってきた。これからは技術がみがけるよう、よい環境にして」。水戸労働基準監督署は、労働基準法違反のうたがいで経営者らを調べています。

('07年3月18日)

臨界事故

 原子力発電の燃料となるウランなどの核分裂が連続して起き、大量の熱や放射線が出ている状態を臨界といい、臨界量を制御(コントロール)できなくなった場合が臨界事故です。日本では1999年9月に茨城県東海村の民間ウラン加工施設で発生し、2人の作業員が被曝して亡くなっています。
 北陸電力の志賀原発1号機(石川県志賀町)で、99年6月の定期検査中、原子炉の制御棒3本が不意に外れ、停止していた原子炉が一時、臨界状態になっていたことが15日、わかりました。放射能もれや作業員らの被曝はありませんでしたが、原子炉を制御できない状態が15分ほど続いたといいます。国内初の臨界事故でしたが、北陸電力は国に報告しませんでした。経済産業省原子力安全・保安院は、事故をかくしたのは極めて悪質と判断し、同機の運転停止を指示しました。

('07年3月17日)

小児科医不足

 2004年末現在の小児科医(しょうにかい)は全国で14677人。全体では少しずつ増えていますが、地域によるかたよりが問題になっています。少ない地域では、一部の病院に患者(かんじゃ)が集中。大きな負担がかかった医師が、やめる例が増えています。仕事が大変なわりにお金にならない、という理由もあるようです。
 東京都の小児科医(当時44歳)がうつ病にかかって1999年に自殺したのは、過度な労働やストレスが原因だとして、妻が労働災害の認定を求め、裁判でうったえていました。その判決が14日、東京地方裁判所でありました。「医師の自殺は仕事が大変過ぎたため」と認め、遺族(いぞく)につぐないのお金を支払わないとした新宿労働基準監督署長の決定を取り消しました。

('07年3月16日)


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