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キトラ古墳

 奈良県明日香村(あすかむら)にあり、7世紀末から8世紀初めごろにつくられたとされる古墳(こふん)。国の特別史跡です。王族クラスの人がほうむられたと考えられています。石室内に東西南北の方向を守る四神〔ししん/玄武(げんぶ)=北、白虎(びゃっこ)=西、朱雀(すざく)=南、青龍(せいりゅう)=東〕や天文図などの壁画(へきが)、天井画がえがかれ、中国大陸の文化の影響がうかがわれます。
 湿気などによっていたんだ壁画を修復するため、2004年からはぎ取りを始めた文化庁は15日、四神のうち最後までのこっていた「朱雀」のはぎ取りに成功した、と発表しました。のこるのは天井の天文図だけになりました。

('07年2月17日)

雪崩(なだれ)

 斜面(しゃめん)につもった雪が、一度に大量にくずれ落ちる現象。古い雪の上につもった新雪がすべり落ちる表層雪崩と、つもった雪の層全体がくずれる全層雪崩があります。表層雪崩は真冬の寒いときに多く、全層雪崩は春先やあたたかい冬に起きます。
 青森市の八甲田山系(はっこうださんけい)で山スキー客ふたりが亡くなった14日午前の雪崩について、青森県警は、現場付近で零下の気温がつづいていたことから表層雪崩の可能性が高いとみて調べています。ほかに8人がけがをし、うちひとりは重体。一時不明になったひとりは、午後に救助されました。

('07年2月16日)

春闘(しゅんとう)

 新年度が始まる前の2月から3月にかけて、労働者が経営者と「給料をあげてほしい」「働く環境をよくしてほしい」などと交渉をすること。労働組合(労組)が、同じ時期に要求を行います。日本独自のやり方です。
 14日、大手自動車メーカーの各労組が賃上げの要求書を会社に提出。2007年春闘が本格的にスタートしました。ことしは給料の問題だけでなく、長時間労働、パートや派遣(はけん)社員など正社員でない人の待遇(たいぐう)などについても注目が集まっています。

('07年2月15日)

朝ごはん条例
 健康のために子どものころから早寝早起きや朝食をきちんととる習慣をつける取り組み。「条例」とは、都道府県や市町村の議会がさだめる決まりのことです。
 佐賀県伊万里市が全国3番目の制定に向け準備を進めています。毎月19日を「朝ごはんの日」として朝食をとるようよびかけ、家庭で食育に取り組むよう保護者にうながし、学校給食ではできるだけ地元の食材を使うようもとめています。
 同じような条例を青森県鶴田町が2004年に、石川県宝達清水町も05年に制定しています。

('07年2月14日)

イスラム教とベール
 イスラム教の国では多くの女性が、ベールを身につけます。聖典「コーラン」の「美しいところは人に見せぬよう」という記述などが根拠といわれますが、はっきりとはわかりません。ベールには、顔をかくす「ニカブ」、髪をかくす「ヘジャブ」、体をおおう「チャドル」などがあります。<br>
 国民の9割をイスラム教徒がしめるエジプトで、ベールのつけ方が議論になっています。不審者対策などの理由から、大学でニカブの禁止令が出たのがきっかけ。「信仰の自由をおかす」「ニカブは義務ではない」などさまざまな意見が出ています。

('07年2月9日)

6者協議
 北朝鮮(きたちょうせん)の核問題について、北朝鮮、アメリカ、日本、韓国、中国、ロシアの6か国が話し合う場。2003年1月に北朝鮮が核不拡散条約(かくふかくさんじょうやく=NPT)からぬけると表明し、朝鮮半島の緊張(きんちょう)が高まったことから始まりました。協議は中断と再開をくり返し、去年12月には、アメリカに金融制裁(きんゆうせいさい)をやめるようもとめる北朝鮮が話し合いを拒否して休会しました。
 中国・北京で8日午後、ふたたび6者協議がスタート。1月にドイツのベルリンでアメリカと北朝鮮の代表者が話し合ったとき、北朝鮮が原子炉(げんしろ)を停止すると同時にアメリカがエネルギー・人道支援を開始することなどをもりこんだ「覚書」をかわしたとされ、今回の6者協議では、この合意をもとに議論が進むとの見方があります。

('07年2月10日)

代理処罰
 自国民が外国でおかした罪を、外国に代わって国内の法律でさばき、処罰(しょばつ)すること。日本で罪をおかした外国人容疑者が国外ににげた場合、「犯罪人引き渡し条約」をむすんでいるアメリカ、韓国には、容疑者の身柄の引き渡しを要求できますが、ほかの国にはできません。そこで、日本から逃亡先の国に容疑を裏づける捜査資料(そうさしりょう)などを提供し、代理処罰をもとめるケースが出てきます。
 静岡県浜松市で1999年、女子高校生がひきにげされ死亡した事件で、代理処罰を適用した日系ブラジル人の男の被告(31歳)の初公判が6日、ブラジル・サンパウロ市内の裁判所であり、被告は事故を起こしたことなどを大筋でみとめました。

('07年2月8日)

予算教書
 アメリカ大統領(だいとうりょう)が連邦議会にしめす予算案。大統領は議会に法案を提出できないため、「教書」という形で政策をしめします。年の初めに政治や外交の具体的な方針をしめす「一般(年頭)教書」などがあります。<br>
 ブッシュ大統領は5日、2008会計年度(07年10月〜08年9月)の予算教書を発表しました。国防・国土安全保障費は前年度にくらべ10%あまりふえて、約5539億ドル(約66兆5000億円)。さらにイラク関連への追加予算ももとめています。イラク、アフガニスタンをふくめた「テロとの戦い」への歳出は、01〜08年度の総額が約7478億ドルにのぼる計算。最近の通貨価値におきかえて計算したベトナム戦争(1960〜75年、アメリカが参戦して泥沼化した戦争)の戦費約5700億ドルを大きく上回ります。

('07年2月7日)

世界保健機関(WHO)
 スイスのジュネーブに本部をおく国連の専門機関。伝染病をなくしたり、公衆衛生をよくしたり、安全な飲料水を確保したりと、健康にかかわる幅広い活動をしています。<br>
 東南アジアを中心に感染が広がっている鳥インフルエンザのウイルスが変化し、人どうしで感染する新型インフルエンザが発生した場合を想定した初の大がかりな演習を、WHOが4月初旬に行います。東南アジアを舞台に国際機関や関係国の連携をたしかめるのがねらいで、日本も参加。対策室の設置、薬の国際輸送など、流行を早い段階で食い止めるための手順を確認します。

('07年2月6日)

IPCC

 「気候変動に関する政府間パネル」のこと(英語名の頭文字)。地球温暖化の実態をつかみ、予測、対策などを評価するために、1988年につくられた国際的組織です。90年、95年、2001年につづき、第4次評価報告書がまとまりました。<br>
 「地球温暖化は確実に進み、その原因は人間の活動によるものとみてまずまちがいない。気温上昇は今後もつづき、さまざまな実害につながる」などの内容です。21世紀の終わりには、1980〜99年にくらべて、平均気温は1.8〜4.0度、海面水位は18〜59センチ上昇。イギリス政府が発表した報告は、気温が1度上がれば5000万人が水不足に苦しみ、3度上がると1億7000万人に洪水の危機がおよぶと警告しています。

('07年2月4日)


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