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裁判員制度

 殺人など重大な刑事事件の裁判に、一般市民が裁判員として参加し、被告人(うったえられている人)が有罪か無罪か、有罪ならどう罰するのかを裁判官といっしょに決める制度。2009年5月までに始まる予定で、裁判員は20歳以上の人の中からくじでえらばれます。
 内閣府は1日、制度についての世論調査(06年12月に20歳以上の3000人に実施、1795人が回答)の結果を発表しました。8割が制度を知っていましたが、3人にひとりは「義務でも参加したくない」と回答。「あまり参加したくないが、義務なら参加」と合わせ、参加に消極的な人が8割近くいました。

('07年2月3日)

大西洋まぐろ類保存国際委員会

 大西洋でのマグロ類が漁業資源としていつまでも利用できるよう、調査や漁獲規制などをするための集まり。日本やアメリカなど42の国や地域とEUが加盟しています。
 とりすぎで数がへっている東大西洋産クロマグロ(本マグロ)=写真=の2007年から4年間の漁業国・地域別の漁獲割当量が1月31日、「大西洋まぐろ類保存国際委員会」の会合で決まりました。日本など主要国の割当量は、07年は11.1%へり、10年は23.2%へります。06年の割当量が2830トンだった日本は、07年は2515トン。その後も段階的にへらされ、10年に2174トンまでへります。日本は世界で最も多くマグロを食べている国で、地中海を中心にした東大西洋産が約7割をしめます。規制で市場に出る量がへることは確実で、いっそう値上がりしそうです。

('07年2月2日)

地球温暖化

 地球表面の気温があがる現象。産業が発達して石油や石炭などの化石燃料をたくさん使い、空気中にある温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、フロンなど)がふえたことがおもな原因です。豪雨や干ばつ、海水面の上昇などをもたらし、生態系や人々のくらしに悪い影響をあたえます。
 地球温暖化とみられる影響で、世界の氷河のあつさが2005年、平均66センチへったことが1月30日、世界氷河モニタリングサービスの報告書で明らかになりました。1980年からの25年で、10メートルあまりうすくなっているといいます。

('07年2月1日)

エルニーニョ

 南アメリカのペルー沖から太平洋中部赤道域(日付変更線付近)の広い海域で、海面水温が平年にくらべて高くなる現象。半年から1年半程度つづく現象で、数年に一度発生します。東風の貿易風を弱め、世界規模で空気の流れをかえてしまいます。
 日本はこの冬、記録的な暖冬、少雪となっています。気象庁は、世界各地に異常気象をもたらしているエルニーニョ現象が原因のひとつとみています。赤道付近の海面水温の異変が、「西高東低」という日本の冬型の気圧配置をくずしているためです。4年ぶりのエルニーニョ現象は春までつづくとみられ、日本海側は今後も雪の少ない傾向がつづく可能性が高いといいます。

('07年1月30日)

李秀賢さん

 2001年1月、東京のJR山手線新大久保駅で、線路に転落した男性を助けようとして、横浜市のカメラマン(当時47歳)とともに電車にはねられ、亡くなった韓国人留学生(同26歳)。日本の文化とことばを学ぶため来日し、間もなく帰国する予定でした。李さんらの行動に共感の声があがり、全国からの見舞金で「李秀賢顕彰奨学会」ができました。
 事故から6年たった26日、李さんをモデルにした映画「あなたを忘れない」の試写会が東京であり、天皇、皇后両陛下と遺族が出席。約700人が故人をしのびました。両親はJR新大久保駅もおとずれ、現場のホームで手を合わせました。

('07年1月28日)

学校給食費

 学校給食を行うのにかかる費用のうち、食材費など保護者(ほごしゃ)が負担(ふたん)する費用。学校給食法でさだめられています。学校給食は、全国の国公私立小中学校の94%にあたる3万1921校が実施(じっし)。2004年度の統計では、給食費は小学校がひと月平均約3900円、中学校は4500円です。
 給食を実施している小中学校で、全児童生徒の約1%にあたる10万人近くが05年度に給食費を滞納(たいのう=期限をすぎてもおさめないでいること)していることが、文部科学省による初の調査でわかりました。滞納の総額は22億円あまり。滞納の理由について学校側は、「はらえるのにはらわない」が6割で、「経済的にはらえない」が3割とみています。

('07年1月26日)

世界文化遺産

 人類共通の宝物として登録(とうろく)された世界的に重要な文化財。1972年にユネスコ(国連教育科学文化機関)総会で採択(さいたく)された「世界遺産条約(せかいいさんじょうやく)」にもとづき、自然遺産とともに決められます。日本では、姫路城(兵庫県)や原爆ドーム(広島県)などが登録されています。
 文化庁は23日、世界文化遺産登録に推薦(すいせん)するための暫定(ざんてい)リストに、日本を代表する名山で信仰(しんこう)や文化の対象となってきた富士山(静岡県、山梨県)など4件を追加すると発表しました。ほかに、富岡製糸場と絹産業遺産群(きぬさんぎょういさんぐん=群馬県)、飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群(奈良県)、長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎県)。2月1日までにユネスコ世界遺産委員会に申請される見こみです。

('07年1月25日)

湯川秀樹(ゆかわ・ひでき)博士

 日本人で初めてノーベル賞を受賞した物理学者(1907〜81年)。東京都で生まれ、京都大学を卒業、京都大学などの教授(きょうじゅ)に。原子核をつくる粒子「陽子」と「中性子」をむすびつける新しい粒子「中間子」の存在を予言する中間子論で、49年にノーベル物理学賞を受賞しました。その後、反核の立場を強め、核兵器のない世界の実現をうったえました。
 博士の生誕100年にあたる1月23日、自宅にのこる日記のうち、中間子論を学会に発表する直前の記述が公開されました。ノーベル賞につながった研究は、当時27歳だった博士が4日間で集中的にねり上げたらしいことがわかりました。のちに「中間子」とよばれる粒子は「γ´(ガンマダッシュ)」ということばで記されていました。

('07年1月24日)

捏造(ねつぞう)

 本当はないものを、あったかのようにでっち上げること。フジテレビ系の生活情報番組「発掘(はっくつ)!あるある大事典U」で、納豆のダイエット効果を紹介した今月7日放送分にデータの捏造(ねつぞう)などの問題があったと、番組をつくった関西テレビが発表。21日は同番組の放送をとりやめ、視聴者へのおわびを放送しました。捏造は、@納豆を食べた人の中性脂肪値が下がったと数値をあげて紹介したが、実際には測定しなかったAアメリカの大学教授のコメントは実際には話していなかった、など6か所とみられます。この番組をめぐっては、放送直後から全国で納豆の品切れがあいつぎました。

('07年1月23日)


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