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H2Aロケット

 現在の国産大型ロケットの代表。人工衛星を打ち上げるなど、宇宙へのさまざまな輸送を行うために開発されました。打ち上げるものの重さに合わせて、機体の横につく大型固体補助ロケットの数をかえます。
 技術試験衛星「きく8号」をのせたH2Aロケット11号機が18日、鹿児島県・種子島(たねがしま)の宇宙航空研究開発機構〔JAXA(ジャクサ)〕種子島宇宙センターから打ち上げられました。日本製ではもっとも重い5.8トンの衛星に合わせ、これまで2本だった補助ロケットを、今回初めて4本にしました。きく8号は、山間部や海上、被災地(ひさいち)などと、小型端末を使って通信する技術を開発するための衛星です。

('06年12月20日)

TM(タウンミーティング)最終報告書

 政府の調査委員会が13日にまとめました。タウンミーティング(TM)は政府主催。大臣らが各地で国民から直接意見を聞き、政策に役立てる集会です。事前に内容まで指定する「やらせ」質問15回にくわえ、国が自治体に参加者の「動員」をたのんだケースが71回(全体の約4割)あったことなどがわかりました。「やらせ」については、世論を誘導したうたがいをぬぐえない、としています。
 「やらせ」があった期間、TMの責任者である官房長官(かんぼうちょうかん)をつとめていた安倍首相は、自分への処分として、首相としての給料のうち約100万円を国に返す考えを明らかにしました。

('06年12月15日)

ふたご座流星群

 天体から出たチリの粒がまとまって地球に入ってくるときに、大気との摩擦(まさつ)で光を放つ現象を流星群(りゅうせいぐん)といいます。星座のふたご座から放射状に流れるように見えるのが、ふたご座流星群。毎年12月13日ごろを中心に見られます。しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群とともに、三大流星群のひとつに数えられます。国立天文台によると、ことしは14日夜に流星数がもっとも多くなり、その前後の数日間が観察のチャンス。ことしは流星の数が多く、月の出がおそい時期にあたるため、初心者も見やすいといいます。条件がよければ1時間に30個以上、見られるそうです。

('06年12月12日)

ノロウイルス

 食中毒を起こすウイルスで、もどしたり、下痢(げり)をしたりといった症状を引き起こし、「おなかのカゼ」ともよばれます。おもに生カキなどの二枚貝にふくまれ、汚染(おせん)された貝を食べて感染するほか、感染した人から人へうつる力も強いそうです。小学校などでの集団感染も多くみられ、流行のピークは12月〜3月です。
 国立感染症研究所の調査で、今シーズンはノロウイルスを中心とした胃腸炎が、全国で急増していることがわかりました。全国約3000の小児科医療機関で、11月13日から1週間の1機関あたりの平均患者(かんじゃ)数は16.4人。去年の同じ時期の約2.7倍で、過去10年間でもっとも速いペースで患者数が増加しています。予防策としては、十分に手を洗う、火を通して調理するなどがあげられます。

('06年12月8日)

官製談合

 国や自治体などが行う公共事業は、仕事をしたい会社から提示(ていじ)された工事の金額をくらべ、一番安い会社にたのむのがふつうです。会社どうしは他社の金額を知りません。公平に競争するので、費用は安くなり、使う税金は少なくてすみます。こういう決め方を「入札(にゅうさつ)」といいます。ところが、会社どうしが不正に相談をし、値段をつり上げたり、仕事をする会社を決めたりするのが「談合(だんごう)」。中でも、国や自治体のえらい人が、談合を取り仕切ったりすることを官製(かんせい=官は役所や役人の意味)談合といいます。
 宮崎県では、出納長(すいとうちょう)ら県の幹部が官製談合にかかわったうたがいで逮捕(たいほ)されました。安藤忠恕(あんどう・ただひろ)知事は3日、責任を取って県議会に辞職願(じしょくねがい)を提出。県議会は4日、これに同意しました。議会による不信任決議(1日)を受けての辞職です。捜査(そうさ)は今後、官製談合と知事のかかわりが焦点(しょうてん)になりそうです。

('06年12月5日)

消費者契約法

 悪質な商法や強引な勧誘(かんゆう)による不当な契約から、消費者を守るための法律。2001年4月に施行(しこう)されました。事業者側が一方的にさだめた高額な違約金(いやくきん=約束をやぶったつぐないに支払うお金)条項について、「事業者に生じる平均的損害額をこえる部分は無効」とさだめています。
 私立大学に合格後、入学を辞退した元受験生らが、いったんおさめた授業料などの返還を大学側にもとめた訴訟で、最高裁判所が27日、消費者契約法施行後の02年度入試以降に受験し、その年の3月末までに辞退した人には授業料を返すよう大学側に命じる判決を出しました。入試要項などに「いったんおさめた授業料などはいっさい返さない」と書いた「不返還特約」が、法律の違約金条項にあたるとして、判断しました。

('06年11月29日)

クロマグロ

 スズキ目サバ科の海の魚。体が黒いことからこの名がつき、本マグロともよばれます。マグロ類の中ではもっとも大型で、日本近海、大西洋などに生息。日本では、すしの材料としてなじみがあり、マグロ類の最高級魚とされます。
 クロマグロの地中海をふくむ東大西洋での総漁獲量(そうぎょかくりょう)の枠(わく)が、いまの年3万2000トンから2007年には2万9500トンにへらされることになりました。段階的にへらし、10年にはいまの量より2割少ない2万5500トンにします。42の加盟国・地域でつくる「大西洋まぐろ類保存国際委員会」で26日、決まりました。日本人が食べるクロマグロの約6割は地中海産。供給量がへって、いっそう値上がりしそうです。

('06年11月28日)

需要と供給

 品物などを、買い手が「ほしいなあ」と思うことが「需要(じゅよう)」。売り手が、品物をつくって市場に出すことを「供給(きょうきゅう)」といいます。日本やアメリカなどおもな先進国の経済は、需要と供給のバランスで、品物などの値段が決まるしくみです。市場などの取引で、ほしがる人が多いのに品物が少なければ高値(たかね)に、反対に、ほしがる人が少ないのに品物があまれば、安値(やすね)になります。
 農林水産省は21日、ハクサイとダイコンを産地の畑で処分する政策を今月末まで行うと発表しました。豊作にくわえ、気温が高めで鍋物(なべもの)の食材があまり売れず、値下がりをふせぐためです。ハクサイは茨城県で8830トン、ダイコンは千葉、熊本、青森など6県で計2775トンをトラクターでつぶすなどします。協力した農家にはお金が支払われます。

('06年11月23日)

大学全入時代

 どこの大学・短大でもいいなら、志願者(しがんしゃ)みんなが進学できる時代。少子化が進む一方、大学が新設されるなどして、計算上は大学・短大の入学志願者数と入学定員が同じになる時期がきます。文部科学省は、そういう時代が2007年度にもおとずれると予測しています。実際には、有名大学に志願者が集中するため、定員割れにおちいる大学もふえていて、合併など大学再編の動きが加速しています。
 そんな中、慶応義塾(けいおうぎじゅく)大学(東京都港区)と共立薬科(きょうりつやっか)大学(同)は20日、合併する考えを決めたと発表しました。08年4月をめどに、慶応大が共立薬大を統合する形で薬学部などをもうけます。共立薬大は経営の安定が見こめる一方、慶応大にも、薬学の研究をレベルアップさせる利点があります。

('06年11月22日)

放送命令

 放送法にもとづき、総務大臣がNHKの短波ラジオ国際放送に対し「こういう内容を報じなさい」と命令すること。同放送の経費の一部は、国が出しています。
 菅義偉(すが・よしひで)総務大臣は10日、同ラジオの報道や解説で、「北朝鮮による拉致問題を重点的にあつかうように」と命令しました。これまでも、時事問題や国の重要政策といった大きな枠で放送内容をさだめていましたが、個別の問題で命令が出るのは初めて。拉致問題の解決は、安倍政権の最重要課題のひとつですが、国家権力が報道機関に命令することに対して「報道の自由」をそこなう、という反発の声もあがっています。

('06年11月12日)


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