ニュースのことば 朝日小学生新聞
 こどもアサヒ > ニュースのことば > ニュースのことば過去一覧

 

フリーター

 ふつう、学校を出ても決まった職業につかず、アルバイトなどでくらす若者をさします。フリーアルバイターを略した造語(ぞうご)といわれています。厚生労働省は、15歳〜34歳の学校卒業者で、結婚している女性はのぞく、など細かく定義づけしています。同省の調べによると、毎年10万人ずつふえ、2004年には213万人と過去10年で倍増したそうです。
 政府は、25万人のフリーターを正社員にすることを目標に、新年度の行動計画を決めました。就職の世話をするハローワークにフリーター専門の窓口をもうけたり、農業の仕事につけるよう支援(しえん)したりします。

('06年1月19日)

偽計取引・風説の流布

 どちらも、株の取引などについてさだめた「証券取引(しょうけんとりひき)法」という法律に違反します。人を誤解(ごかい)させるような手を使う〔偽計(ぎけい)取引〕、うその情報を流す〔風説(ふうせつ)の流布(るふ)〕といった違法行為をして、株の取引などで自分が得をするようたくらむことです。5年以下の懲役(ちょうえき)もしくは500万円以下の罰金などがかせられます。
 インターネット関連企業「ライブドア」の関連会社が、株価をつり上げるためうその話を公表したうたがいがあるとして、東京地方検察庁などは16日、証券取引法違反(偽計取引・風説の流布)の容疑で、東京のライブドア本社や、堀江貴文(ほりえ・たかふみ)社長の自宅などを家宅捜索(かたくそうさく)しました。

('06年1月18日)

貿易黒字

 貿易は、外国との間で原料や製品などを売り買いすること。外国に売ることを輸出、外国から買うことを輸入といい、輸出して得たお金から輸入してはらったお金を引いた数字がプラスなら貿易黒字。マイナスだと貿易赤字です。
 中国の2005年の貿易黒字額は前年の3倍にふくらみ、過去最高の1019億ドル(約12兆円)にたっしました。05年の日本の貿易黒字額を上回った可能性が高いとみられます。世界最大級の「貿易黒字大国」におどり出た中国は今後、中国への貿易赤字がふくらむアメリカなどとの貿易摩擦(まさつ)がさらにはげしくなりそうです。

('06年1月13日)

2007年問題

 1947年から49年の第1次ベビーブームに生まれ、「団塊(だんかい)の世代」(団塊は、かたまりのこと)とよばれる人たちが約680万人います。長い間、日本の社会をささえる中核(ちゅうかく)でした。この世代の人たちが、07年から定年をむかえて職場をさることから、労働力がたりなくなったり、技術が若い世代に受けつがれなくなったりするのではないかと心配されています。これが「2007年問題」です。
 厚生労働省は、退職した社員らをまねいて会社の後輩に技術を指導してもらうなどの取り組みをする中小企業に対して、1社最大500万円の助成金を出すことを決めました。

('06年1月10日)

小笠原諸島(おがさわらしょとう)

 父島列島(ちちじまれっとう)、母島(ははじま)列島など約30の島からなり、都心から南に約1000キロはなれた太平洋上にありますが、東京都(小笠原村)です。気候は亜熱帯。自生する植物の約4、5割は小笠原だけの固有種です。特別天然記念物の鳥、メグロや、オガサワラオオコウモリなど、貴重な野生動植物の宝庫です。1972年に国立公園に指定されました。
 環境省は、この小笠原諸島の自然を守るため、世界自然遺産への登録に向けて準備をすすめる方針をかためました。2007年初めまでに東京都や小笠原村などと協議し、ユネスコ(国連教育科学文化機関)に対し、08年1月にも、正式に推薦(すいせん)する考えです。

('06年1月6日)

国際宇宙ステーション(ISS)

 地上約400キロで地球を回りながら(1周約90分)、実験などをする施設。日本、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアなどの15か国が1998年に建設を始めました。完成すれば横約110メートル、たて約70メートルとサッカーのフィールドほどの大きさになります。日本はここに、「きぼう」という実験施設を建設します。
 宇宙航空研究開発機構は、ISSへの長期滞在要員として、宇宙飛行士の若田光一(わかた・こういち)さん(42歳)と野口聡一(のぐち・そういち)さん(40歳)を送りこむ方針をかためました。ひとり3〜6か月ほど滞在し、2007年から始める予定の「きぼう」の建設にたずさわることができるよう、アメリカなどに働きかけます。

('06年1月5日)

人口の自然減

 年間に生まれた人の数が亡くなった人の数を下回り、人口が自然にへること。厚生労働省が22日に発表した人口動態統計によると、2005年生まれの赤ちゃんは推計で106万7000人(04年より4万4000人減)で、死亡数の107万7000人(4万8000人増)を1万人下回りました。
 日本の人口は、1899年にいまの方法で統計をとり始めてからふえつづけましたが、初めてへることになります。少子高齢化が進み、政府は06年から自然減に転じると予想していました。ことし春のインフルエンザ流行の影響で1年早まりました。

('05年12月27日)

財務省原案(ざいむしょうげんあん)

 次年度の国の予算について、財務省がまとめる最初の案。各省庁(国の役所)から出された要求をもとに、原案をつくります。原案にもりこまれなかった項目の復活(ふっかつ)をめざして各省庁が財務省と話し合う「復活折衝(せっしょう)」をへて、閣議(かくぎ=大臣らの会議)で政府案が決まります。
 2006年度予算の財務省原案が20日、各省庁にしめされました。一般会計の総額(予算の全体)は、79兆6860億円です。使うお金を切りつめ、4年ぶりに総額をへらしましたが、医療制度の改革や増税で、お年よりや働く世代の負担はふえることになります。一方で、子育て支援や登下校の安全対策にかける予算はふやす内容です。

('05年12月22日)

冬至(とうじ)

 1年を24に分けた季節の区分、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつ。日本のある北半球では、1年のうちで昼間が一番短く、夜が長い日で、毎年12月22日ごろです。
 ことしの冬至も22日。かぜをひかないようにと、ゆず湯に入ったり、地方によってはカボチャを食べたりする風習があります。

('05年12月21日)

ASEAN+3(アセアン プラス スリー)

 ASEANは、東南アジア諸国連合。タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアの10か国からなります。これに日本、中国、韓国の3か国をくわえた、アジア地域での経済協力のしくみです。
 マレーシアの首都クアラルンプールで12日に、参加国の首脳会議が開かれ、この13か国の枠組みを「東アジア共同体の軸」とすることなどをもりこんだ首脳宣言を採択しました。

('05年12月14日)


ニュースのことば過去一覧にもどる

朝日学生新聞社のホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての著作権は朝日学生新聞社に帰属します