ニュースのことば 朝日小学生新聞
 こどもアサヒ > ニュースのことば > ニュースのことば過去一覧


ウオームビズ

 暖房をひかえて地球温暖化をふせぐための、あたたかいファッションのこと。環境省がよびかけています。「ウオーム」は英語で、「あたたかい」などの意味があります。うす着をして冷房などの電力の節約をはかる、夏の「クールビズ」の冬版です。
 あたたかい服装をして、暖房の温度は20度を目安に、と環境省。冷房より暖房を使う期間の方が長いので、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をへらすうえで、夏の「クールビズ」以上の効果が期待できるそうです。

('05年12月9日)

アインシュタイン

 ユダヤ系ドイツ人の物理学者(1879〜1955年)。光の性質をあらわした「光量子論(こうりょうしろん)」、分子の存在を明らかにした「ブラウン運動の理論」、光の速さはいつもかわらない一方で、時間の長さは一定ではないとした「特殊相対性理論(とくしゅそうたいせいりろん)」などで知られます。光量子論の研究でノーベル物理学賞を受賞しました。1933年、ナチスがドイツの政権をにぎると、アメリカへうつり住みました。
 3つの論文があいついで発表され「奇跡の年」とよばれる1905年から100周年を記念し、ことしは「世界物理年」です。
 世界物理年にちなみ、英王立協会は、「万有引力(ばんゆういんりょく)の法則」などで知られるニュートンとアインシュタインのどちらが、より多く科学や人類に貢献(こうけん=大きな働きをすること)したか、投票してもらいました。同協会の科学者345人と一般の人1363人が参加しました。結果はニュートンが優位に立ちましたが、同協会の理事長は「大切なのは、ふたりの偉大な業績(ぎょうせき)にみんなが感謝していること」と話しました。

('05年12月6日)

三位一体改革

 小泉首相がめざす構造改革(こうぞうかいかく)の柱のひとつ。@国から地方への補助金をへらすAこれまで国に入っていた税金の一部を地方自治体にゆずるB自治体ごとの財力の差をうめるため、国が配分する地方交付税を見直す、の3つをいっしょに進めようというものです。住民に身近な都道府県や市町村がきめ細かい行政をしやすいように、国と地方の仕事の分担などを見直すねらいがあります。
 政府・与党は11月30日、来年度の国の予算で地方への補助金を6540億円へらすことで、正式に合意しました。これに対応して地方にゆずる税金の総額は6100億円となり、2004〜05年度の2兆4000億円とあわせた総額は、政府目標の3兆円をこえました。

('05年12月2日)

エキナカ

 多くの人が行きかう駅の改札からホームまでの空間。ここを商売に利用することを、「エキナカ」ビジネスとよびます。
 駅の構内にはこれまでも売店や飲食店などがありましたが、最近では、書店、理髪店(りはつてん)、CDショップなど、さまざまな店が営業するようになりました。鉄道の利用客数がのびなやむ中、駅のスペースを有効に使って新たな利益をえたい鉄道会社と、駅という人が集まる「一等地」を利用したいお店側の考えが合いました。
 東京のJR品川駅構内に10月に開業した商業施設の場合、46の店が軒をつらねています。

('05年11月30日)

タミフル

 インフルエンザの治療(ちりょう)薬の名前。スイスの会社がつくっています。病気のもとのウイルスが体内に入ってきても、ふえるのをおさえる効果があります。発生が心配される新型インフルエンザにもきくとみられ、厚生労働省は都道府県に対し、計1050万人分のタミフルを用意するようもとめています。
 このタミフルを用意しているのは、全部で47ある都道府県のうち42都道府県(宮崎県は非公表)で、計3万7000人分にとどまっていることが朝日新聞社の調べでわかりました。厚生労働省がもとめる量の約0.4パーセントです。お金がない、引っぱりだこで手に入れにくい、などの理由です。

('05年11月25日)

APEC(エーペック)

 「アジア太平洋経済協力」の英文の頭文字をとったよび名。アジア・太平洋地域の経済の成長と発展、交流を進める目的で、1989年にできました。太平洋周辺にあるオセアニア州、アメリカ大陸、東アジア、ASEAN(アセアン=東南アジア諸国連合)などから21か国・地域が現在、加盟しています。2020年までに、加盟国間の貿易にかかる関税(輸入にかかる税金)をなくすことをめざしています。
 APEC首脳会合が18、19日に韓国・釜山(プサン)で開かれました。鳥インフルエンザ対策で協力し合うこと、WTO(ダブリュティーオー=世界貿易機関)が決めた貿易自由化交渉がすみやかに進むようもとめることなどをもりこんだ首脳宣言(しゅのうせんげん)を採択しました。

('05年11月22日)

自民党結党50年

 結党とは、党をつくること。現在、公明党と連立して政権をになっている自民党(正式な名前は自由民主党)は、1955年11月15日、当時の民主党と自由党がいっしょになって(保守合同といわれる)誕生しました。その1か月前に、左派と右派に分裂していた社会党が統一されたのに対抗するための合同でした。それ以来、細川(ほそかわ)政権と羽田(はた)政権の計11か月をのぞいて、与党の立場にあります。
 15日で結党から50年になりました。22日に東京で開かれる記念党大会で、新憲法草案(しんけんぽうそうあん)議論して決めるための大もとの案)や立党50年宣言などを発表します。

('05年11月17日)

平均車齢

 自動車の新車登録からの年数の平均をしめすもの。
 国内の乗用車(軽自動車をのぞく)の平均車齢(へいきんしゃれい)がことし3月末現在で6.77年になったことが、自動車検査登録協力会の調べでわかりました。1993年から13年連続でのびて過去最長を更新し、92年にくらべて2.24年長くなりました。自動車の耐久性が向上したのにくわえ、不景気がつづいて買いかえをひかえた消費者が多かったのも理由のようです。トラックの平均車齢は8.36年、バスは9.53年で、どちらも過去最長でした。

('05年11月16日)

ラムサール条約

 世界各地の貴重な湿地を守ることをさだめた条約で、正式には「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といいます。1971年にイランのラムサール会議で採択されました。2005年9月現在、146か国が条約をむすび、1462か所の湿地が登録されています。
 ラムサール条約の第9回締約国会議が8日、アフリカ・ウガンダで始まり、阿寒湖(あかんこ/北海道)、尾瀬(おぜ/福島・群馬・新潟県)、慶良間(けらま)諸島海域(沖縄県)など20か所が登録されました。国内の登録湿地は計33か所になりました。

('05年11月10日)

学校説明会

 受験生やその保護者に、学校の施設(しせつ)や教育内容、児童・生徒・学生の募集計画(ぼしゅうけいかく)などを説明する会です。
 東京大学が、1877年にできてから初めて、受験生向けの説明会を開きます。24日に北海道札幌市(さっぽろし)からスタートし、10月末まで全国6か所で開催(かいさい)の予定。副学長らが学問のすばらしさや研究のおもしろさなどについて講演し、入試担当の職員が来春の入試について説明します。受験生向けの案内の冊子(さっし)も初めてつくりました。少子化などの影響(えいきょう)で、学生が首都圏出身者や私立の中高一貫校出身者にかたよってきたため、全国から優秀な人材をあつめようというねらいがあります。

('05年9月21日)


ニュースのことば過去一覧にもどる

朝日学生新聞社のホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての著作権は朝日学生新聞社に帰属します