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リニモ

 愛知県名古屋(なごや)市から愛知万博(愛・地球博、25日開幕)の会場への交通手段となる愛知高速交通の東部丘陵線(とうぶきゅうりょうせん)を走るリニアモーターカーです。6日に営業運転がスタートしました。
 「磁気浮上式・じきふじょうしき」といって、電磁石の力で約6ミリ浮き、リニアモーターの力で進みます。この方式のリニアモーターカーとしては国内初の営業路線です。最高時速は100キロ。3両編成で、名古屋市名東区(めいとうく)の藤が丘(ふじがおか)駅から豊田(とよた)市の万博八草(ばんぱくやくさ)駅まで8.9キロを約17分で走ります。

('05年3月8日)

ホモ・フロレシエンシス

 インドネシアで化石が見つかった、約1万8000年前まで生きていたとみられる身長約1メートルの人類です。アメリカ、オーストラリア、インドネシアの研究チームが脳の形を分析、「原人」に近い新種と確認しました。
 人類の祖先の誕生は約700万年前。原始的なグループ「猿人」の中から、約200万年前にホモ属が登場。ホモ属は大まかに「原人」「旧人」、現代人につながる「新人」に分かれてきました。いずれも猿人より大型化して、脳も大きくなっています。しかし、ホモ・フロレシエンシスの脳は、チンパンジーなど類人猿なみに小さいものの、独創的な活動などに必要な部分は原人より発達しています。脳が大きくなるにつれて能力も高まった、という説が見なおしをせまられそうです。

('05年3月5日)

  インドネシアのフローレス島で見つかり、新種の「ホモ・フロレシエンシス」と名づけられた人類の化石について、新種ではなく病気で大きくなれなかった現代人(ホモ・サピエンス)だとする論文を、インドネシアなどの研究チームがアメリカの科学アカデミー紀要電子版(きようでんしばん)に発表します。
 この人類は1万8000年前まで生きのこっていたとみられ、大人の身長は約1メートル、脳(のう)の容積(ようせき)も類人猿(るいじんえい)なみの小ささです。オーストラリアのピーター・ブラウン博士らの研究チームが2004年、孤島(ことう)で独自に進化し、小型化した新種の人類だと発表し、話題になりました。世界の人類学者の間では新種とみなす声が強いといいますが、議論はつづきそうです。

('06年8月23日)

運輸多目的衛星

 天気予報や、航空管制(こうくうかんせい=飛行機の交通整理)などに使われる衛星。寿命を終えた気象衛星「ひまわり5号」のあとをつぐ運輸多目的衛星(うんゆたもくてきえいせい)新1号〔MTSAT(エムティーサット)−1R〕をつんだ国産大型ロケット「H2A」7号機が26日、鹿児島県・種子島(たねがしま)宇宙センターから打ち上げられ、衛星の切りはなしに成功しました。
 「MTSAT−1R」は、10日近くかけて赤道上約3万6000キロを地球の自転といっしょにまわる静止軌道(きどう)に乗り、ここから雲の動きや海水温度のデータなどを送ります。気象機能は5月末、航空管制機能は年末をめどに運用を始めます。

('05年3月1日)

ゆとり教育

 2002年度からスタートしたいまの学習指導要領(がくしゅうしどうようりょう)の中心になっている考え方。以前の学校教育は「知識のつめこみ」だったという反省から生まれました。学習内容を3割へらし、「みずから学び、考える力」をつけさせようと総合的な学習の時間(総合学習)をとり入れました。
 中山成彬(なかやま・なりあき)文部科学大臣は、15日にあった中央教育審議会(中教審、文部科学大臣から意見をもとめられたことを話し合う集まり)の総会で、いまの学習指導要領を、ことしの秋までに全面的に見直すようもとめました。土曜日の活用法や総合学習の時間数の見直し、国語や理科、数学(算数)といった教科の充実などを課題にあげています。
 学校教育の流れを、「ゆとり」から「学力重視」へときりかえる方向で見直しがはかられることになります。

('05年2月20日)

変異型(へんいがた)クロイツフェルト・ヤコブ病

 脳にスポンジのような空洞ができ、イライラするなどの精神症状が出たり、歩けなくなったりする病気です。まだ治療法がなく、死にいたります。1996年にイギリスで見つかりました。牛海綿状脳症(=うしかいめんじょうのうしょう/BSE)にかかった牛の脳や脊髄(せきづい)などを食べて感染すると考えられています。
 厚生労働省は4日、国内で初めてこの病気で亡くなった人を確認しました。50歳代の男性で、BSEが多く発生した89年にイギリスに滞在(たいざい)していたため、イギリスで感染した可能性が高いとみていいます。日本では牛の全頭検査を行っているうえ、危険な部分は出回らないため、普通に生活していて感染する心配はほとんどないとされます。

('05年2月8日)

スキミング

 他人のクレジットカードやキャッシュカードの磁気データを不正に読み取り、カードを偽造して使う犯罪行為。「スキマー」とよばれる特殊な装置で口座番号などのデータを読み取り、現金自動預入払出機(ATM)から預金を引き出します。
 カードの所有者が知らない間に、銀行口座から預金が引き出される事件があいついでいます。全国銀行協会によると、偽造カードの被害は2002年度は4件でしたが、03年には91件、04年度は上半期だけで122件、被害総額は4億6000万円にのぼります。こうした犯罪の予防策や、カードの持ち主に落ち度がないときに被害のお金を銀行が賠償するルールや法律を急いでととのえるべきだという声があがっています。

('05年1月26日)

国際復興支援機構(IRP)

「こくさいふっこうしえんきこう」と読みます。地震や津波などの自然災害で被害を受けた国を、中長期にわたって国際的に支援するための国連の新しい仕組みです。神戸で開かれている国連防災世界会議(22日まで)で19日、正式に決まりました。
 国連の防災にかかわる機関や、日本の内閣府の関連機関「アジア防災センター」(神戸市中央区)のほか、国際労働機関(ILO)、世界銀行もくわわる考えです。5月、アジア防災センターに事務局をもうけます。

('05年1月22日)

ノロウイルス

 ヒトの小腸でふえるウイルスで、冬場に流行する感染性胃腸炎の代表的な病原体です。感染は多くが口から。おもな症状は吐き気と下痢で、腹痛や発熱をおこすこともあります。感染力は強いのですが、ふつうは2、3日で回復します。
 広島県福山市(ふくやまし)の特別養護老人ホームで、ノロウイルスによる集団感染で入所者7人が亡くなりました。全国の高齢者施設で感染性胃腸炎の集団発生があいついでおり、一部でノロウイルスが見つかっています。実態をつかむため、厚生労働省が全国調査を行う方針をかためました。ノロウイルスは乳幼児の感染も多いことから、幼稚園や小学校、病院などについても、都道府県を通じて情報を集めるといいます。

('05年1月12日)

査証(ビザ)

 外国へ行く人に、行き先の国が出す(発給する)入国許可証。目的別に観光、商用、留学などのビザがあり、それぞれ滞在許可期間が決まっています。これがないと入国できませんが、国どうし、短期の場合など条件つきで、ビザなしで入国できる取り決めを交わしている場合もあります。
 日本政府は21日、観光のための入国の許可をもとめていた台湾の李登輝(リートンホイ)前総統に滞在査証を発給しました。27日に来日し京都などを回る予定です。かつて「台湾と中国は国と国の関係」と発言した李前総統の行動には、「台湾は中国の一部」とする中国政府が神経をとがらせ、ビザ発給に反発しています。

('04年12月23日)

C型肝炎

 C型肝炎ウイルス(HCV=エイチシーブイ)が原因で肝臓(かんぞう)の細胞がこわされる病気。感染すると、20〜35年後に、肝硬変(かんこうへん)や肝臓ガンなどになる可能性が高くなります。感染を早めに見つけ、薬でウイルスをへらすことで治療できます。
 お産や手術などで大量の出血を止めたり、くだけた骨をくっつけたりするときに使う「フィブリノゲン」という薬に、HCVウイルスがまざっていました。ウイルスの危険性をとりのぞけるようになった1994年以前に、この薬を使っていた可能性のある6916の病院名を、厚生労働省が9日に公表。94年以前に手術を受けるなどした場合は検査を受けるようよびかけたところ、厚生労働省の窓口には10日夜までに1000件をこえる電話が殺到しました。

('04年12月12日)


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