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無党派
 支持する政党をもたない有権者のこと。地域的なつながりのうすい都市部に多いといわれ、選挙の投票率を上下する要因になっています。政党の支援を受けない候補者を、「無党派候補」とよびます。2001年3月の千葉県知事選挙では、無党派候補の堂本暁子(どうもとあきこ)さんが当選。2000年の長野、栃木知事選挙でも、無党派候補が当選しました。有権者の政党への信頼がゆらいでいるといえます。女性知事は、大阪、熊本についで3人目。

(01年3月28日/朝日小学生新聞)

諫早湾干拓事業

 長崎県諫早湾(いさはやわん)のおよそ3500ヘクタールを全長7キロの堤防でしめきり、1500ヘクタールの農地をつくる国の事業。1989年に工事を開始。97年、「ギロチン」とよばれる堤防のしめきりをしました。これにより、生き物の宝庫だった諫早湾干潟は消えました。

  ノリの不作が深刻な福岡県、熊本県、佐賀県の漁業関係者らは、「ノリ不作の原因は水門をしめきったため」と、開放を要求。地元、長崎県は、「堤防は水害を防ぐ役割をはたしている」と、反対しています。

(01年3月29日/朝日小学生新聞)

薬害エイズ

 エイズウイルスのまじった輸入血液製剤を治療で使ったため、血友病患者を中心にHIV感染者がでました。国内では1980年代前半に被害が広がり、エイズで死んだ血友病患者は500人を超えます。

  血液製剤とは、血液から特定の成分をとりだして作ったもの。エイズウイルスが混じっていても、過熱処理すれば安全になることが確かめられました。しかし、加熱製剤が発売されたあとも、非加熱血液製剤が出まわり、感染が相つぎました。

  帝京大病院では、第一内科の医師が患者の治療に非加熱製剤を使い、エイズで死亡する事件が起きました。安部元副学長は、85年第一内科長をつとめ、血友病治療方法を決める立場にありました。非加熱製剤を使えば高い確率で死亡することが予想できたのではと、安部元副学長は起訴されました。

(01年3月30日/朝日小学生新聞)

家電リサイクル法


 家庭で使い古された冷蔵庫(れいぞうこ)などを回収し、素材の鉄や銅、アルミニウムなどを再生してふたたび商品に変えることを義務(ぎむ)づける法律)。  正式には特定家庭用機器再商品化法(とくていかていようききさいしょうひんかほう)といいます。1998年に成立し、この4月1日に施行(しこう)(法が実際に効(き)き目をもつこと)です。

 テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの4品目について、メーカーが再商品化、売る店が消費者からの引き取りと運搬(うんぱん)の義務を負い、消費者がこれらの費用を負担します。メーカーが公(おおやけ)にしたリサイクル料金はテレビ2700円、冷蔵庫4600円、洗濯機2400円、エアコン3500円。これに店が引きとって運ぶ料金1000−2000円がかかる見通しです。

 消費者が製品を処分するときに費用をはらう「後ばらい方式」で、費用の負担がいやで不法に捨てるケースがふえないか、法のえがくルートできちんと回収されるかなど、法の効き目を疑問視する声もあります。

(01年4月1日/朝日小学生新聞)

教科書の検定(けんてい)

 戦前、教科書は国がつくっていましたが、「子どもたちに軍国主義(ぐんこくしゅぎ)を教えこんだ」という反省から、戦後の1948年、民間(みんかん)の教科書会社がつくって国が内容をチェックするという現在の制度が始まりました。

 教科書会社が出そうとする教科書を、教科書調査官と、全国の小中高校の先生らからえらばれた調査員(ちょうさいん)がチェック。その意見を参考に、教科用図書検定調査審議会(きょうかようとしょけんていちょうさしんぎかい)が検定意見を出します。教科書会社は、直したところを修正表(しゅうせいひょう)の形で出し、審議会(しんぎかい)が再審査(さいしんさ)して、合格、不合格が決まります。

(01年4月5日/朝日小学生新聞)

学習指導要領(がくしゅうしどうようりょう)


 小・中・高校や養護学校(ようごがっこう)などでどんな勉強をするか、国がさだめた基準のことです。どの学年で、どんな内容を、どのようなに子どもたちに教えるかが書かれています。

  全国どこでも、子どもたちがある程度(ていど)同じ教育を受けられるようにするためにもうけられ、公立(こうりつ)だけでなく、私立(しりつ)の学校も基準にもとづいて教育をします。

 1947年に最初(さいしょ)の学習指導要領がつくられ、51年に内容が見直されました。内容の全面的(ぜんめんてき)な見直しは戦後6回、ほぼ10年ごとに行われています。前回の89年の見直しでは、小学校低学年(1、2年生)で理科と社会が廃止(はいし)され、「生活科(せいかつか)」がもうけられました。


(01年4月14日/朝日小学生新聞)

遺伝子(いでんし)組み換(か)え食品


 食べ物となる作物(さくもつ)の細胞(さいぼう)の中にある「遺伝子」に、たとえば病気に強い性質を持つ微生物(びせいぶつ)の遺伝子を入れて、病気に強い性質をもたせるなどしたもの。おもにアメリカやカナダでつくられていて、大豆、トウモロコシ、ジャガイモなどが輸入されています。

 「これまでの品種改良(ひんしゅかいりょうと同じで、安全」というアメリカなどの意見と、「遺伝子に手をくわえることで、将来、環境や健康に影響(えいきょう)がでるかもしれない」というヨーロッパ連合(EU)などの意見があります。

 日本政府は「安全性を確認したものについては問題ない」という立場ですが、消費者には不安もあります。そこで消費者がえらべるように、この4月から、大豆、トウモロコシ、ジャガイモなどの5つの作物と、24品目の加工食品(かこうしょくひん)について、遺伝子組み換え作物が使われているか、いないのか表示が義務づけられています。

(01年4月19日/朝日小学生新聞)

△世界無形遺産(むけいいさん)

 日本の「能楽(のうがく)」(能と狂言)をふくむ世界の19件の芸能や文化が5月18日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)から「人類の口承および無形遺産の傑作(けっさく)」と宣言されました。

  貴重な芸能や文化を後の時代につたえるため、ユネスコが中心となってつくった制度の第1号で、「世界遺産」の無形文化財版です。

 無形遺産は、世界各地の人びとの生活に根づいた文化表現が対象で、伝統音楽や舞踊、遊戯、神話、儀式、すぐれた手工芸技術や生活の知恵もふくまれます。宣言は2年に1度で、委員が話し合って決めます。今後も「人形浄瑠璃(じょうるり)文楽」や「歌舞伎(かぶき)」の推薦(すいせん)が予定されています。

(01年5月18日/朝日小学生新聞)

赤潮(あかしお)


 赤潮はある種のプランクトンが大発生して、海水の色がかわる現象。春から夏にかけてよく発生します。
 神奈川県横浜市金沢区の幸浦沖(さちうらおき)の東京湾で5月21日、赤潮が発生しました。神奈川県水産科によると、今回は夜光虫と見られます。漁業への影響はほとんどないといいます。

(01年5月23日/朝日小学生新聞)

プルサーマル計画

 原子力発電所で使われたすべての燃料(ねんりょう)を再処理して、ふたたび燃料として原子力発電所で利用する「核燃料サイクル」構想(こうそう)の中心となる計画。使用ずみ核燃料から取り出したプルトニウムと、ウランをまぜて加工した「混合酸化物(こんごうさんかぶつ)燃料」を使って発電します。
 このプルサーマル計画を東京電力柏崎(かしわざき)刈羽(かりわ)原子力発電所(新潟県柏崎市(かしわざきし)、刈羽村)で行うことに賛成か、反対かを問う全国初の住民投票が27日、刈羽村であり、反対が投票総数の53.40パーセントをしめました。

(01年5月29日/朝日小学生新聞)


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