滋賀県 聖武天皇が大仏をつくろうとしたこと裏づけ
滋賀県(しがけん)信楽町(しがらきちょう)の紫香楽宮(しがらきのみや)跡に近い鍛冶屋敷遺(かじやしきいせき)跡から、8世紀中ごろの銅の鋳造(ちゅうぞう)工房跡が見つかったと、滋賀県教育委員会が明らかにしました。鋳造とは、金属をとかして形づくることです。聖武(しょうむ)天皇が743年に紫香楽で大仏をつくろうとしたことを裏づける資料で、ここでの技術が奈良・東大寺の大仏づくりにつながったと考えられるそうです。 銅をとかす「溶解炉(ようかいろ)」、そこに風を送る「たたら」、型に流しこむ「鋳込み場(いこみば)」=写真=の3つの跡がセットで16基見つかりました。国内で3点セットがまとまって見つかったのは初めて。
('02年12月13日)
ノーベル賞授賞式が11日、スウェーデン・ストックホルムで開かれ、物理学賞の小柴昌俊さん(76歳、東京大学名誉教授)と化学賞の田中耕一さん(43歳、島津製作所フェロー)にそれぞれ、スウェーデンの国王からメダルと賞状が渡されました。
小柴さんは愛用のつえを席に置いて舞台の真ん中に進み、メダルなどを受け取りました。田中さんは「おめでとうございます」と日本語で声をかけられ、メダルを受け取ると深くおじぎをしました。
ローソンに来年から郵便ポスト
来年から、コンビニ店内に郵便ポストが置かれることになりそうです。郵政事業庁がローソンと協力して計画を進めています。全国のローソン約7600店の一部から始め、順々にふやしていくようです。 来年4月から、民間の会社が郵便の仕事に加わることができます。「コンビニポスト」は参加のしかたのひとつとしてみとめられていますが、参加すると思われた宅配便業者が、全国にポストを置く決まりをいやがって参加を見合わせています。郵政事業庁が民間の先をこす形となります。
('02年12月9日)
政府決定 インド洋にいるアメリカ軍を支援
テロ組織との戦いでインド洋にいるアメリカ軍を支援するため、政府は今月中旬にも、イージス艦を送ることを決めました。 イージス艦は、レーダーで敵をさぐり、ミサイルなどでむかえ撃つ能力がきわめて高い護衛艦です。「イージス艦の情報をもとにアメリカ軍が目標を攻撃すれば、いっしょに戦うのも同じで、平和憲法に違反する」と、野党だけでなく、与党の公明党や自民党内に、強く反対する人たちもいます。
('02年12月6日)
東北新幹線、盛岡―八戸間開業
東京―八戸間を2時間56分で結ぶ
東北新幹線の盛岡(岩手県)―八戸(青森県)間が1日、開業しました。新型車両「はやて」がお目見えし、東京―八戸を一番早い便だと、これまでより37分はやい2時間56分で走ります。八戸駅に着いた「はやて」は、郷土芸能のえんぶりが舞われるなかむかえられました=写真。 観光客が集まるという期待が高まる一方、建設費の一部を青森、岩手の両県や沿線の市などが負担し、やりくりが大変になりそうです。同じ区間を走る在来線は、県や民間などがお金を出し合ってつくる会社に経営がうつり、運賃が値上げされました。
('02年12月4日)
歴史学者で元東京教育大学教授の家永三郎さんが、教科書検定をめぐって起こした裁判です。家永さんは11月29日、89歳で亡くなりました。 約40年前、家永さんが書いた高校の日本史の教科書が、旧文部省の検定で不合格になりました。家永さんは国を相手に裁判を起こし、「検定は学問や表現の自由を保障した憲法に違反する」と主張し、3次にわたる裁判を32年間つづけました。 1次、2次は家永さんの主張がしりぞけられて裁判が終わりましたが、この間に、チェックの仕方がゆるやかになるなど、検定制度が見直されるきっかけをつくったといわれます。3次の裁判では、「731部隊」「南京大虐殺」といった、旧日本軍の行いを取り上げたか所などについて、「けずるよう求めた検定意見は法律違反」とする判決を引き出しました。