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タリバーン
 イスラム教をまもることで社会正義を実現しようとする、イスラム原理主義武装グループのひとつ。爆破テロなどの暴力をもちいることもしばしば。タリバーンは1994年、イスラム教を学ぶ学生が結成。武力で、アフガニスタン国土の9割を支配下におさめています。

  「神や仏などをかたどった偶像をあがめてはいけない」というイスラム教の教えのもと、タリバーン最高指導者はアフガニスタンの仏像や彫像をこわすことにしました。これにより、世界的に貴重な文化遺産である、5世紀ごろにつくられた中部バーミヤンの大仏もこわされました。

(01年3月3日)

あすか
  文部科学省宇宙化学研究所のX線天文衛星。1993年に打ち上げられ、X線をとらえて宇宙を観測してきました。その評価は国際的にも高く、当初の予定より5年も長く、活躍しました。

  2000年7月、活発化した太陽活動の影響で姿勢をくずし、観測不能に。2001年3月2日、大気圏に突入して燃えつき、観測の任務を終えました。あとをつぐはずだった、観測衛星の打ち上げは2000年2月に失敗。次回は2005年に打ち上げを予定しています。


(01年3月4日)

ジュゴン
 全長3メートル、体重300キログラムほどになる、海にすむほ乳類で、国の天然記念物。伝説の生き物「人魚」のモデルともいわれていますが、詳しい生態はわかっていません。日本は、ジュゴン生息地のもっとも北に位置します。

 かつては、沖縄をはじめ西南諸島いったいに生息していましたが、今は沖縄本島北部の東海岸沿岸で見られるだけ。普天間飛行場の代替施設協議会調査によると、アメリカ軍普天間飛行場の移転予定地になっている沖縄県名護市屁野古沖が、ジュゴン生息海域の中心であると、2001年3月6日にわかりました。

  政府は自然環境への影響を少なくして基地建設をすすめるかまえです。一方、専門科や市民団体などは、「基地の新設は絶滅につながりかねない」と、建設に反対しています。

(01年3月9日)

カリマンタン民族抗争
 インドネシアのボルネオ島にあるカリマンタン南部で、2001年2月末から続いている、先住民ダヤック人と移住者マドゥラ人との争い。およそ400人が死亡、5万人が海外に脱出しました(2001年3月10日)。ダヤック人は1980年代半ばに始まった、金の採掘や森林開発で住んでいた土地を追われました。インドネシア政府の方針で、近くのマドゥラ島から、マドゥラ人が移り住み、地域の経済をにぎるようになりました。抗争の中心になったサントピでは、およそ110万人の人口のうち、3割がマドゥラ人、2割がダヤック人、のこりは混血やほかの民族です。

(01年3月10日)

オオクチバス
 北アメリカ原産の淡水魚で、「ブラックバス」ともよばれています。大きいものは全長50センチに。ルアー(疑似餌)で釣れる魚として人気。全国内水面漁業協同組合連合会によると、1970年代に全国に広まり、今では44都府県で生息が観測されています。

  小魚やエビなど、日本にもともと住んでいた生き物を食べるため、生態系や漁業資源への影響が問題に。

 各地で自治体や漁協が駆除に取り組んでいますが、釣り魚として保護を求める人もいます。水産庁は2000年11月、「ほかの水域と隔てられた湖や沼では、資源としての利用をみとめ、そのほかの場所では駆除する」という案をだしました。

(01年3月11日)

バーミヤンの大仏

 アフガニスタンのシルクロード沿いにある、崖をくりぬいた「石窟(せっくつ)」に刻まれた2体の仏像で、貴重な文化遺産として知られています。高さは38メートルと55メートルで、4〜6世紀の間につくられました。石窟には、貴重な仏教絵画も。同国は9世紀にイスラム教が根付くまでは、仏教がさかんで、歴史的、美術的に評価の高い仏像が数多くつくられました。

(01年3月14日)

三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)
 縄文時代前期から中期にかけてつくられたとみられる、青森市三内にある大規模な集落遺跡。およそ35万平方メートルという広大な面積。1994年調査では、クリの木でできた直径1メートルの柱跡6か所がならんで見つかり、縄文時代の高度な建築技術をうらづけました。

  この他、500個もの建物跡や貯蔵穴群、土器などが捨てられた盛土遺構(もりどいこう)も発見。また、クジラやオットセイの骨、イネ科植物なども発見され、多様な食生活をうかがうことができます。2000年11月、縄文時代の遺跡としては全国3番目の特別史跡に指定されました。

(01年3月17日)

 

デフレ
 「デフレーション」の略語。ものの値段(物価)が下がりつづけることをいいます。ものが安く買えるようになることは、お金の価値があがったことになります。しかし、ものを売る会社側にしてみれば、売上高が減るということになります。

  政府は2001年3月の月例経済報告で、日本経済は「ゆるやかなデフレ」であると、戦後初めて認めました。これまで政府はデフレのことを、「ものの値下がりをともなった景気後退」と説明。景気がさらに悪くなったと理解されないよう、物価が下がりつづけても、デフレと認めることをさけてきました。

  3月経済報告では、「デフレとは物価がつづけて下がっていること」で、景気のよしあしとは無関係と説明しています。

(01年3月18日)

子どもの救急医療
 子どもの医療が深刻さを増しています。東京都の小児科医は、1998年におよそ4100人、10年間に500人減りました。診療に手間がかかるわりに収入が少ないことが、減少のおもな理由といいます。

  小児科医のある病院は、8年間で50か所へり、診療所は300か所もへりました。一方、都内の14歳以下の救急搬送患者は99年に4万1000人、95年とくらべ6000人増えました。

  夜5時から9時の間に運ばれてくる、7歳未満の子どもが多く、核家族化や両親の共働が進み、帰宅後に幼児の病気に気がつく場合が多いためとみられます。東京都は、小児科医が夜交代で診察できるよう、お金を支援することにしました。

(01年3月21日)

日本食品標準成分表


 穀類や野菜類、魚介類などの食品群別に、エネルギーやたんぱく質、炭水化物などの成分 がどれだけふくまれているかを記した表。

  料理のカロリーやビタミン摂取量などを計算するための基礎資料になります。1950年に初めてつくられ、2000年末、5回目の改訂。女子栄養大学の吉田企世子教授が4訂版とくらべたところ、ホウレンソウやコマツナなど15品目でビタミンCがへっていることが分かりました。

  ホウレンソウ100グラムでは、65ミリグラムから35ミリグラムと半減。旬でない夏にも出回るようになったことが、おもな原因とみています。夏のホウレンソウは冬にくらべ、栄養分が少ないといいます。

(01年3月24日)


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