home ●日本は地震大国 ●マグニチュードと震度の違い ●地震・津波対策の極意 ●7か条 ●稲むらの火
◆津波から人々をすくった
 江戸時代末期の1854年、安政南海地震による大津波が広村(いまの和歌山県広川町)をおそいました。このとき、村の浜口梧陵という男性が、稲わらをつみあげた「稲むら」に火をつけ、暗やみの中で逃げおくれていた村人を、安全な高台へとみちびきました。災害後も、梧陵は自分の財産を投じて村人たちのために住まいを建て、堤防をつくるなど村の復興に力をそそぎました。その堤防は1946年の昭和南海地震のときに、村の大部分を津波から守りました。
 この実話をもとにしたのが「稲むらの火」です。災害のおそろしさ、すばやい判断と行動、助け合うことの大切さを、いまにつたえる物語として、長く語りつがれています。2004年末のスマトラ沖地震・津波をきっかけに注目され、紙芝居や人形劇、小学校の副読本などで津波の防災教育に役立てられています。アジアの国々でも翻訳されました。

1854年の安政南海地震で広村を大津波がおそっ たときの絵図(和歌山県広川町の養源寺所蔵)

現在の広村堤防

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