こどもアサヒ 朝日小学生新聞・アサヒ中学生ウィークリー
2006年9月8日
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おすすめします
朝日小学生新聞・朝日中学生ウイークリー 読者のお父さん・お母さんの活用法
【2006年度「わたしの朝小・朝中活用法コンテスト」入賞作品より】
「教科書「朝小」海を超える」 篠田真美さん(保護者)
  毎朝新聞受けに届く「朝小」が、はるか海の向こうで日本語を学んでいる学生達の教科書の役割を担っていることを知る小学生諸君は何人くらいいるだろう?

 「朝小」は小学生だけではなく、中学、高校さらには大学で日本語を母国語としない学生に日本語を教えている私達にとって、なくてはならない教材である。先日参加した「国際バカロリア」日本語プログラムの研修会でも、使用教材として「朝小」の名を挙げた教師は英国、タイ、シンガポール、台湾、インドネシアなど多岐にわたっていた。しかし、何故ゆえに「朝小」なのか、しかも高校大学生にまで?

 まず、「朝小」が語学学習者のために書かれたものではなく、日本に住む日本語話者に書かれているものであることだ。いわゆるAuthentic Text、つまり「本物の教材」。しかも記事には小学生向けに漢字にはふりがながうたれ、わかりやすい言葉で書かれている。これならば、日本語学習を初めてまだ1〜2年の学生にもハードルが高すぎない。反面、日本語学習者用の教科書の「新聞のような読み物」には、既習の文法や語彙が意識的に多用され「本物」感はどうしても失われてしまう。まだ新聞記事は読めないという初級の学生にも「朝小」は大活躍だ。紙面を見て、日本語がどう書かれているか(縦書き、横書き、右から読むのか左から読むのか)考えさせたり、カラーペン片手にひらがな、カタカナ、漢字、英語さがしなどをして文字に興味をもってもらうこともできる。また、ちょっとした旅行会社の広告から簡単な読解教材を作ったり、まんがにセリフ入れをしてみたりと「本物の教材」には教師が手をほどこす自由があるのが嬉しい。

 次に、新聞の「時事問題を伝える」役割。「ニュースあれこれ」ではその日のニュースが写真入りで非常に簡潔にまとめられているので、学生たちにもとっつきやすい読解教材だ。また、特集として組まれる記事もグラフや絵が効果的に取り入れられ、学習者には時事問題をよりわかりやすく理解できるように工夫されている。外国語で今何が起こっているかを他の人よりも早く知ることができるのは学習者にとってこの上ないご褒美だし、外国語で新聞を読める喜びは学習者の中でやがて大きな自信となりさらなる学習を進めることができる。

 さらに、「朝小」は知的好奇心を刺激してくれるものだということ。平易は仮名のみで書かれた子供向けの本の「ぞうさん どこかな。おさるさん おいで。」のようなものでは、字づらをおって読むことができても彼等の知的好奇心は全く刺激されない。しかし、「朝小」なら彼等の認識レベルにあった記事が提供され、ただ読み取るだけではなく、読後に「今後どうなる?」「何故?」といった深い思考がなされる。
 最後に忘れてはならないのが、「日本っぽい」キャラが登場すること。アニメだけではなく、J-Pop音楽、ゲーム、ファッションなど世界に浸透しつつある日本のポップカルチャー。今や日本語学習のきっかけはかつての「空手、忍者、サムライへの興味」からこの日本のポップカルチャーがトップになりつつあるようだ。そんな学生達にとって「朝小」のキャラクター「ジャン、ケン、ポン」や「それいけ!徹の進」などのまんがは嬉しくてたまらないものだし、定期的に掲載される芸能人情報もはやりもの好きの学生の心をくすぐる。

 このように世界で日本語を学んでいる学生達そして教師もが「朝小」の恩恵を受けている。「朝小」読者の小学生諸君、明日の朝、新聞受けに「朝小」を受けとる際、ぜひ、海の向こうで同じようにワクワクしながら「朝小」を読んでいる学生の姿を想像してみてほしい。

「当たり?」 越智智子さん(保護者)
 宅急便が届く度、

 「何か当たった?」
 と息子。1年生の半ばから朝小をとり始めて、フル活用していたのが火曜のプレゼントコーナー。

 「ソフトが当たったら本体を買ってあげる。」と冗談を言っていたら本当になって苦笑い。

 一方、新聞の方は時間のある時にゆっくり読もうと部屋の隅に重ねておく。これが段々と高くなり、見た目も悪くつい目をそらす。

 これではいけないと一念発起。ふと1面の音読を思いついた。更に、その日やるべき事はその日のうちにと、自分自身にも言い聞かせた。

 夕食後、横に並んで文字を確かめながらのスタート。あの頃のたどたどしい読み方が懐かしい。読んだ後に質問タイム。5W1Hや感想を聞いたり、簡単に解説したり、母子の充実の一時。テレビのニュースはよく見ているので、知っている事柄だと少し得意げに答える。

 学年が上がってからは、
 「まず何かを知り、自分の頭で考え、自分の意見を持とう。」
 が合言葉の時期もあった。小学生に出来る事は限られているけれど、自分なりの考えを持つだけでも社会とつながっているのではないだろうか。

 高学年になってからは、
 「背筋を伸ばして、口を大きく開けて。自分が理解しながら読んでる?」
 と注意もしばしば。情けない。が、五年間の積み重ねで、私が息子の頃よりはずっと社会情勢に詳しいだろうと思う。あまり解説も要らなくなり、公平な見方ができるようにアドバイスに気を使うようになった。

 週末には父親も加わる。ニュースDEジャンケンポンの経済ネタになると父親の株が上がる。誇らし気な父親との何と充実した家族の時間。株ゲームにでも発展させたらもっと息子は喜ぶだろうなあ。

 ドラゴンコースの算数の計算問題は母子で競争。身長では威厳を失いかけているけれど、これではまだ負けない。
 「僕よりちょっと遅くスタートして。」
 と頼んでくるからまだかわいい。

 朝小とのお付き合いも残り1年を切ってしまった。中学生ぐらいになると男の子は、
 「メシ、カネ。」
 ぐらいしか言わなくなるとか。この充実の朝小タイムもいつしか消えてゆくのかしら。朝中もとりたいという気持ちはあるようだが、当然、今まで程密な関わりは出来ないだろう。淋しいけれど子離れもしないと。

 我が家の充実の朝小タイムが、将来の自立の一助になることを望む。そうすれば、これが最高の当たりになるかも。

 
「図書館指導員としての朝小活用法」 堀池智寿さん(保護者)
 私は学校に派遣される「図書館指導員」です。家では2児の母であり、朝小を購読しています。

 「少しでも活字に親しんで欲しい。」という願いから、朝小の記事を自宅で切り抜いて行き、色画用紙に貼り掲示します。関連のある記事は、1枚の色画用紙に何枚も読みやすいようにレイアウトして貼り、コメントもつけます。1週間後に行った時に上部にのみ糊をつけ、下からはめくって関連記事が読めるような重ねはりをすることもあります。

 記事は児童達が関心をもちそうなものでジャンルを問わず切り抜きます。また、児童によって関心を持つ記事も異なるからです。たとえば、「ニュースあれこれ」「サイエンスルーム」「ニュースわかったくん」「げいのう情報局」「書店へようこそ」などです。また、環境の学習をしている時には、環境の記事を集めて貼り、掲示したりもしました。
 小学生には「よみがな」がついていることも、「読んでみようかな?」という契機に成り得ます。また、朝小を通して「この記事読んだ?」「この記事○○やな〜?」などと図書室に来る児童と話題が広がる時もあります。

 学校では朝小を購読されている学校も多いようです。その新聞は新聞用コーナーやカウンターで手に取りやすいように置いてあります。最新の朝小を読むのが楽しみで図書室にくる児童もいます。学校で購読している新聞は手にとって読めるように、記事の切り抜きには自宅の新聞を使用しています。

 掲示場所は学校により異なります。図書室外側の廊下がすべて掲示板になっている学校・既に図書担当の先生により新聞の記事などがきれいに掲示されている学校・あまり掲示場所がなく貸し出しカウンター下部に掲示する学校など。個々の学校に応じて工夫します。
 以前、ある学校で「げいのう情報局」の人気アイドル紹介の記事を掲示し、1週間後に来たときには、その掲示物が破られていたことがありました。推察するには、ファンではない人がそれを破ったのでしょう。それを見たときはショックでしたが、気持ちを前向きに切り替え「あ〜興味を持ってみてくれたんだ。その結果掲示物がこうなったのね…。」と思いなおしました。

 私自身図書館指導員として、活字に親しむ機会を子ども達に提供するとともに、常に子ども達をとりまく環境・情勢等に関心を持ち、子ども達が希求する情報を与え続けること求められていると感じています。

 児童達には「新聞に親しんでほしい。」「紙の活字を読んでほしい。」という願いをこめて、朝小切抜き掲示板を作りつづけることでしょう。
(この作文は一校のことではなく、私がこれまで担当した複数の学校でのことを統合して、朝小活用法として書いてみました。)

 

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