「当たり?」 越智智子さん(保護者)
宅急便が届く度、
「何か当たった?」
と息子。1年生の半ばから朝小をとり始めて、フル活用していたのが火曜のプレゼントコーナー。
「ソフトが当たったら本体を買ってあげる。」と冗談を言っていたら本当になって苦笑い。
一方、新聞の方は時間のある時にゆっくり読もうと部屋の隅に重ねておく。これが段々と高くなり、見た目も悪くつい目をそらす。
これではいけないと一念発起。ふと1面の音読を思いついた。更に、その日やるべき事はその日のうちにと、自分自身にも言い聞かせた。
夕食後、横に並んで文字を確かめながらのスタート。あの頃のたどたどしい読み方が懐かしい。読んだ後に質問タイム。5W1Hや感想を聞いたり、簡単に解説したり、母子の充実の一時。テレビのニュースはよく見ているので、知っている事柄だと少し得意げに答える。
学年が上がってからは、
「まず何かを知り、自分の頭で考え、自分の意見を持とう。」
が合言葉の時期もあった。小学生に出来る事は限られているけれど、自分なりの考えを持つだけでも社会とつながっているのではないだろうか。
高学年になってからは、
「背筋を伸ばして、口を大きく開けて。自分が理解しながら読んでる?」
と注意もしばしば。情けない。が、五年間の積み重ねで、私が息子の頃よりはずっと社会情勢に詳しいだろうと思う。あまり解説も要らなくなり、公平な見方ができるようにアドバイスに気を使うようになった。
週末には父親も加わる。ニュースDEジャンケンポンの経済ネタになると父親の株が上がる。誇らし気な父親との何と充実した家族の時間。株ゲームにでも発展させたらもっと息子は喜ぶだろうなあ。
ドラゴンコースの算数の計算問題は母子で競争。身長では威厳を失いかけているけれど、これではまだ負けない。
「僕よりちょっと遅くスタートして。」
と頼んでくるからまだかわいい。
朝小とのお付き合いも残り1年を切ってしまった。中学生ぐらいになると男の子は、
「メシ、カネ。」
ぐらいしか言わなくなるとか。この充実の朝小タイムもいつしか消えてゆくのかしら。朝中もとりたいという気持ちはあるようだが、当然、今まで程密な関わりは出来ないだろう。淋しいけれど子離れもしないと。
我が家の充実の朝小タイムが、将来の自立の一助になることを望む。そうすれば、これが最高の当たりになるかも。
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