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もうすぐプール開きのシーズンですね。技術面や体調面で心配事をかかえている子もいます。そんな子も楽しく参加するにはどうしたらいいのでしょう。「担任の先生への事前連絡や、しっかりした持ち物の準備が、不安を減らしてくれる」と親野先生はいいます。おうちの人はどんなサポートをするといいのでしょうか。
●水や水泳が苦手な子もいる
プールの授業を楽しみにしている子も多いことでしょう。でも、ウキウキしている子にまじって、ゆううつな気持ちでいる子もいます。実はわたしがそうでした。水はこわいし、泳げないのに、無理やり頭を水につけさせられるのが苦痛でした。
今、水泳に関しては能力差が広がっています。小さいころから、スイミングスクールに通っている子は1年生でも25メートル泳げる一方、シャワーを浴びただけで恐怖心から過呼吸になってしまう子もいます。プールの授業が始まる前に、「うちの子は水がこわい」「泳げない」と、担任の先生に伝えておくといいでしょう。
わたしが教師をしていたとき、水泳の授業は、クラスごとでなく学年合同で行いました。能力別に3つのコースを作って、3人の先生で指導するためです。スイスイ泳げる子は「イルカさんコース」。顔は水につけられるけれどバタ足ができない子は「カメさんコース」。水に顔をつけることもできない子は「イヌさんコース」でした。
●ゴーグルで水に慣れよう
水の中で目を開けるのが苦手だから、水がこわいという子もいます。わたしはお父さんお母さんに「必ずゴーグルを持参してください」とお願いしていました。ゴーグルをすると恐怖心が軽くなって、泳げるようになることもあるのです。家でもゴーグルをつけて湯船に顔をつけるとか、頭からシャワーを浴びるなどしてみると、少し慣れると思います。
先生や学校によっては、「水の中で目を開けることが大事」といって、ゴーグルを禁じるケースもあります。でも、ゴーグルをして泳げるようになれば、自然と水の中でも目が開けられるようになるもの。担任の先生に事情を話して相談するといいのではないでしょうか。
●持ち物には必ず名前を
持ち物の準備で注意してほしいのが名前書き。落とし物のシャツやパンツの持ち主を探すのは一苦労だからです。まず、自分のだと気づかない子が大勢いますし、気がついてもはずかしくて名乗り出られないのです。そうした場合、全員に持ち物を出してもらって調べると、二十分、三十分とかかってしまいます。ですから、シャツやパンツから、靴下、タオルにいたるまで必ず名前を書くようにしてください。
水着は体に合ったものを選んでください。大きすぎると体が動かしにくいと思います。ゴーグルは必ずひもの長さを調節しておくこと。授業中に調整することはできませんので。以前、おどろいたことに、どうせ水にぬれるからと水着を洗濯しないでもってきた子がいました。必ず洗ったものを持ってきてください。髪の毛は長いとかわきにくく、カゼをひく子もいます。髪の毛の長い子はタオルを余分に用意するといいでしょう。
最後にお願いしたいのは、体調面の心配事はしっかり教えておいてほしいということです。体調不良でプールを休ませたいときはきちんと連絡帳に書いて子どもに持たせてください。口頭で子どもから聞いても、本当に体調不良かどうか分からないことも多いので、担任の先生は判断にこまってしまいます。また、カルキのアレルギーがあるという子もけっこういます。これも必ず伝えておくと安心ですね。
朝日小学生新聞『ドラゴン桜』流親力講座より(2007年6月16日)
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