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子どもの意欲を維持するには、どうしたらいいでしょうか。親野先生は目標を立てることをすすめます。「子どもが自分の頑張りをチェックするとともに、親自身も子どものサポートを確認する、見届け表があるとかなり効果的です」。親がどんなサポートをするといいかも聞きました。
●目標は生活のメリハリ
新学年をむかえると、先生、友だち、教科書、教室など、いろいろなことが新しくなります。気持ちも新たなこの時期に、1年の目標を立てるのはとても重要なことです。
1年間、どんな勉強に力を入れるのか。「漢字力や計算力を身に着ける」でもいいし、「なわとびが得意になる」でもいい。過去1年をふりかえりながら、親子で話し合って新しい目標を立てましょう。目標がないと漫然と過ごしてしまいがちです。目標があれば生活にメリハリがつきます。
もう一つ大事なのは目標を立てる大切さを学ばせることです。どんな仕事をしていても、目標を持たないと実力がつきません。生きるための知恵として、そういう姿勢を持たせたいものです。
●頑張り表と親の見届け表を
目標を立てるとき、「頑張り表」を作ることをおすすめします。
これは、「生活」「学習」「運動」「お仕事(学校あるいは家庭)」の4分野でそれぞれ1つずつ目標を設定して、毎日できたかどうかチェックするのです。期間はとりあえず一学期にして、夏休みはまた別の目標を立てます。
目標は「○○するために〜する」など、具体的な形にするとよいでしょう。たとえば「みんなに毎日、ピカピカのお風呂に気持ちよく入ってもらうために、お風呂掃除をがんばる」とか。こうしないと、何のために目標を立てたのか分からなくなるからです。
よくできたら◎、できたら○、やったけどあまりよくないときは△、やらなかったら×、やらなくていいときは/と、五つの記号で評価します。
同時に親自身も、子どもの目標をサポートして、子どもをほめたかどうかチェックする「見届け表」を作ります。子どもと同じように毎日、5つの記号で評価しましょう。
この二つの表をどこか目立つところにはっておいて、欠かさず確認することをおすすめします。目標を達成した記念に写真を撮り、壁などにかざっておくと意欲が高まります。お風呂掃除を始めた日にお風呂場で写真を撮り、「お風呂掃除開始記念日」と書いてはるのもいいですね。
●教科書の目次をコピーする
頑張り表のほかにもぜひしていただきたいことがあります。新しくもらってきた教科書の目次をコピーして、目のとどく場所にはっておくのです。
国語、算数、理科、社会の四教科だけでもいいと思います。1年間の授業のスケジュールを親が頭に入れておくと、「楽勉」に役立つからです。
「楽勉」とはわたしの作った言葉で、「生活や遊びの中で楽しみながら知的に子どもをきたえること」。算数の授業で分数が出てくることが分かったら、ピザを切り分けながら、2分の1や4分の1の意味にふれるという具合です。
子どもは具体的に学ぶとすぐに知識を吸収します。ピザを食べながら、4分の2と2分の1が同じ量であることなどを知ると、授業での理解もスムーズになるのです。
事前に少しでもふれていると、勉強が楽しくなり、学習意欲が高まります。親が家庭で楽勉を実践すると、子どもの学力はグンと向上するでしょう。
朝日小学生新聞『ドラゴン桜』流親力講座より(2007年4月21日)
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