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いつも親野先生のすすめる学習法などを紹介していますが、今回は春休みシーズンということもあり、先生が応援している活動を紹介します。親野先生は「人をいつくしむ心に気づかされる『太陽の子』という歌をきいてみてください」といいます。
●メッセージに共感したら「1コイン」寄付
今の時代は「勝ち組、負け組」といった嫌な言葉がはやり、自分さえよければいいという発想がはびこっているようです。
本来、親ならだれしも、わが子を大切に育てると同時に、わが子がほかの人を愛し、いつくしむ人に育ってほしいと願っているはずです。
「親の原点に立ち返って、子育てをもう一度見直してほしい」という願いから、わたしが協力しているチャリティー企画があります。ソングライターであり、小学1年生の母親である「鷹姫さん」が、ホームページ上で展開する「太陽の子 1コインプロジェクト」です(http://www.taiyonoko.com/1coin.html)。
これは鷹姫さんが作成し、歌う「太陽の子」という曲をサイトからダウンロードして、メッセージや考え方に共感してくれた人にだけ、1コイン=500円を寄付してもらうというプロジェクト。
寄付先は子どもへの暴力防止プログラムの講座などを開いている「CAP」という団体です。プロジェクトは今年1月からスタートし、ダウンロードは650件をこえています。
●悩みから生まれた「旬教育」
鷹姫さんはみずからの子育ての苦労を通じて、独自の教育法や考え方を生み出しました。それを「親にしかできない幸せ英才教育『旬教育』のススメ」というメールマガジンで配信しており、わたしもこのメルマガを通じて鷹姫さんと知り合いました。
「旬教育」というのは、子どもが興味を持ったことや個々の発達段階を「旬」ととらえ、そこから広げて教育していくと楽しいという考え方で、お父さんお母さんの共感を呼んでいます。
鷹姫さんのお子さんは、血液の病気とアレルギーのため、15分おきに泣く赤ちゃんだったそうです。夜も30分と寝ず、2時間も泣き続ける。そのうち鷹姫さんもノイローゼになりそうになり、あるとき泣いているわが子に手をあげてしまったそうです。
一度たたくと何度でもたたいてしまいそうになる自分がこわくなり、児童相談所をたよりながら、猛烈に勉強して考え、実践したのです。そんな悩みや失敗談を赤裸々にメルマガにつづりました。
鷹姫さんは子育てがどんな仕事よりも貴いことに気づき、新しい命のリレーをしていくことの大切さをうったえるために「太陽の子」を作ったのです。
●親の原点に返ってほしい
わたしはこの歌をきいたとき、詩の美しさに感動しました。
「僕らは太陽の子
自分だけにあたえられた
何かを探して
自分がこの世界にささげる何かを
見つけていく〜」
わたしたちは親から命を受けつぐだけでなく、この歌詞のように、愛を受けついできたのです。そして、わが子にもそれを受けついでもらいたいと願っています。この歌には親の原点にもどろうという願いを感じます。今の時代にこそ必要な発想です。
「太陽の子」の輪も少しずつ広がっており、幼稚園から保護者といっしょに歌いたいという要望がきたり、楽譜を分けてほしい、合唱用に譜面を作ってほしいなどの声が届いているようです。
鷹姫さんは2月に『「旬教育」のススメ』(宝島社)という本を出版しました。これは子育て中の親にとって栄養満点の「100%濃縮ジュースのような本」です。
朝日小学生新聞『ドラゴン桜』流親力講座より(2007年3月24日)
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