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新学年までの最後の期間、はりきっている人も多いのではないでしょうか。今回は、学年のはじめに立てた目標をふり返ってみます。「『ふり返り』は新たな学習課題を発見するチャンス」と親野先生は話します。どんなふうに立てた目標をふり返るといいのでしょうか。
●達成感を味わわせる工夫を
「九九のタイムをもっと早くしよう」「家で漢字テストをやってみよう」――。こんな目標を紙に書いて部屋にはったかもしれませんね。どのくらい達成できたでしょうか。
うまくいっている場合、おうちの方には子どもに達成感を味わわせる工夫をしてほしいと思います。それには形にのこすのが一番です。漢字書き取りであれば、使ったノートを持って記念撮影してもいいでしょう。風呂洗いのお手伝いなら、仕事している姿をパシャリ。デジタルカメラなら撮った写真にふき出しがつけられるものもあります。親が日ごろの気持ちを書いてわたしてあげると子どももよろこぶでしょう。
毎日の達成度を表などにまとめている人がいれば、ぜひ担任の先生に見せてください。おうちでのがんばりを知ることは、担任の先生にとってうれしいもの。教室で紹介してくれる先生もいるでしょう。クラスメートにとってもいい刺激になります。
●うまくいってなければ立て直そう
「うまくいっていない」と感じている場合、どうしてうまくいっていないのか考えてみることが大切です。
達成度を子どもと考えてみましょう。評価は四段階をおすすめします。◎、○、△、×です。◎、○は「できた」、△、×は「できなかった」。なぜ四段階かというと、五段階だと「どちらでもない」評価が出てしまいますね。「どちらでもない」は、評価していないのと同じ。ステップアップのための「ふり返り」ですから、こうした評価はふさわしくありません。
△、×となった目標はつづける意味があるのでしょうか。「やる必要がない」という選択肢もあるでしょう。
「やっぱりつづけよう」となったら、つづけるための具体的な方法を考える必要があります。もともとが「漢字を毎日がんばる」という漠然とした目標だったとしたら、こんどは量を決めて「夕方五時半から漢字を毎日一ページ」。一ページが多すぎれば「半ページ」と。
半ページにへらすことになった理由も考えてみることです。字を書くのがのんびりすぎたのかもしれないし、勉強を始めるタイミングがうまくつかめなかったのかもしれない。漢字の練習が好きでなくて気持ちがのらなかったのかもしれません。そんなところから改良すべき点をさぐるといいでしょう。改良すべき点をいま自分のできる範囲に設定して、はっきりしめせば、案外やる気がわいてくるものです。
学年内に達成するもの、長期的にみて新学年まで持ちこすもの、とはっきり期限を決めるのもポイント。急いで直そうと思うと、とくに親は感情的になってしまいがちですから、気長に付き合うようにしてください。
●親も子どもの目標をわすれずに
こうした作業は、問題に直面したときの対処法を考える練習になります。どうぞ子どもと試行錯誤してみてください。
おうちの方もどんなサポートができたかふり返ってください。新たに決めた目標は口だけで連呼せず、手帳にメモするなどわすれない工夫をして、子どもの生活のリズムに合わせて声がけしていただきたいと思います。
また、次の学年や中学になって何をしたいか、そのためにいま何をしておくべきなのか考えるとき、新しいことに挑戦することも大事ですが、得意なことをのばしてあげる視点もわすれないでください。
朝日小学生新聞『ドラゴン桜』流親力講座より(2007年1月13日)
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