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地球の温暖化をとめるための方法を相談

国際編;中山由美記者(朝日新聞外報部)

ジャン

ドイツのボンに、たくさんの国の人たちが集まっていたみたいだけど。

中山記者

「気候変動枠組み条約第6回締約国会議(COP6)再開会合」という会議があったのよ。

ポン

漢字ばかりだけど、なんの話?

中山記者

温暖化=下記参照=って聞いたことがあるかな。二酸化炭素(CO2)などがふえて地球がどんどんあたたかくなる現象よ。それをどうやってとめようかと、約180もの国が相談したの。

ケン

そんなに多くちゃ、意見をまとめるのがたいへんだろうなあ。

中山記者

会議ではひとまず、話はまとまったけど、それぞれの国の考え方があるからね。先進国のなかでも足なみ はそろっていないの。

「京都議定書」に従ってCO2削減の実現をめざす

 

京都で1997年に開かれた「気候変動枠組み条約第3回締約会議(COP3)」のようす。ドイツ・ボンでの際会合で議題となった京都議定書がまとまりました

ジャン;ボンではどんなことを話し合ったのかしら。

―1997年に京都で開かれた会議で、COをどれぐらいへらしていこうか目標を立てた。「京都議定書」とい うの。この目標を実現するルールづくりが、COP6の目的だったのよ。

ケン;目標って?

―2008年から2012年までに、90年のときより日本は6パーセント、アメリカは7パーセント、EU(欧州連合)は8パーセント、それぞれへらしましょう、という内容よ。

ポン;4年前から相談してるの!? のんびり屋のぼくもびっくり。

―どれだけへらせたか、その測り方を決めておかなければならないし、どんな方法がいいかなど、決めることはたくさんあるからね。

ジャン;森林がどうのこうのって話を聞いたけど。。

―植物はCOを吸って、酸素をつくり出している。だから、木を植えてCOをへらそうって考えたのよ。

ケン;なるほど。

―日本は森林がたくさんあるから、この方法でCOをへらす量を多くみとめてほしいとねがっていた。6パーセントのうち、3.8パーセントていどまでがOKとなったの。

ポン;ほかにどんなことが決まったの?

―少ししかCOをへらせない国は、たくさんへらせる国に手つだってもらうとか、みんなでお金を集めて、へらす活動に役立てるとか。目標までへらせなくても、罰をあたえるのはやめよう、ということも決めたわ。

ケン;世界中が協力すれば、きっとだいじょうぶさ。

アメリカは目標案に反対日本はルールを直し納得

―でも、足なみがそろっていないのも事実よ。世界でいちばんCOを出しているアメリカが、京都議定書に反対しているの。

ポン;どうして?

―COをへらすにはエネルギーを節約するのが効果的だけど、そうすると経済

活動がにぶって、仕事をうしなう人や企業の倒産がふえる。ブッシュ大統領はこう考えたの。

 【温暖化って】
 
  太陽から地球にとどいた熱をためこみ、地球を温室のようにする気体を「温室効果ガス」といいます。その代表が二酸化炭素(CO2)。これらのガスが大気中にふえすぎ気温の上昇をまねくのが「地球温暖化」です。
 世界の科学者は、いまのままでは地球の平均気温が2100年に約2度上がり、海面は約50センチも高くなると予測。海抜が低い島などがしずんだり、大洪水や干ばつなどの異常気象が起きたりするのではないかと心配されています。

ジャン;地球を大切に思う気持ちはないのかしら。

―イタリアのジェノバで開かれたサミット(主要国首脳会議)でも、議定書に賛成するヨーロッパと、アメリカでは意見がまとまらなかった。アメリカは自分たちでCOをへらす方法を考えるっていっているわ。

ケン;京都で決まったんだから、日本ががんばらなくちゃいけないんじゃないの?

―会議では日本の考え方にも注目が集まったわ。日本がルールを受け入れないと、京都議定書が約束として効き目を持つのに必要な数に届かなかったのよ。

ポン;で、日本はどうしたの?

―議長がまとめた案を何か所も直してもらってやっと納得した。その分、目標通りにへらせるようがんばらないといけないわ。車や工場から出る排ガスをへらすこともしっかり考えないと。

(2001年7月28日)


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