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政治編;坪井ゆづる記者(朝日新聞政治部)
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「こんな国にしたい」という考えを話す小泉首相
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新しい首相になった小泉純一郎さんが、すごい人気ね。
本格的な仕事はこれからだから、いまの人気は「小泉さんならいい政治をやってくれるんじゃないか」という期待感のあらわれだね。
国民からの期待をしめす内閣支持率もすごいんでしょ。
約80パーセントで、これまでのどの内閣よりも高いんだ。
ポン;ぼくが好きな「モーニング娘」よりもいきおいがあるみたい。どうしてなの。
―理由は3つある。ひとつ目は、イメージが自民党の有力者っぽくない、ことだね。
ジャン;えっ、どんなふうに?
―自民党の政治家って、おじいさんが多いし、えらそうなイメージがないかな。そんな自民党で、小泉さんは「変人」といわれつづけてきたんだ。ちょっとかわった感じを持たれたことが多いようだよ。髪形もベートーベンみたいだしね。
ケン;見た目がちがうだけで人気者になれるのかな。
―いちばん大きな理由は、いっていることが共感をよんでいることだね。 ふたつ目の理由だよ。ズケズケとものをいうのが持ち味なんだ。
ポン;いっていることって?
―小泉さんは「改革」をうったえている。それが、いまの時代の気分に合っているんだ。お父さんもお母さんも「景気がわるい」っていってない?10年後がどんな社会になるのかわからないし、なんだかモヤモヤした気分が広がっている。だから、小泉さんに世の中をかえてほしいと期待するんだろうな。
ジャンみっつめの理由はなんなの?
―17人の大臣のうち、5人を女性にしたこと。人気者の田中真紀子さんも外務大臣になったでしょ。これまでの内閣の中では、女性の大臣がいちばん多い。
みんなのクラスでは、男の子も女の子もほぼ同じ人数だろう。将来は国の大臣も男女半はんくらいになるかもしれないけど、まだまだ女性の大臣は少ないから目立つよね。
ケン;なるほどね。ところで、小泉さんはこれからなにをするの。
―その手がかりは、所信表明演説にあるよ。首相になって初めて国会でやる演説のことで、こんな国にしたい、という決意をしめした。
ポン;なんていったの。
―「聖域なき構造改革」といったんだ。経済も財政も行政も社会もいろんな分野の構造改革をします、って。
ジャン;コウゾウカイカク?どういうことかしら。
―かんたんにいえば、世の中のいろんな仕組みをかえること。むかしはもうかったけど、いまはあんまり経営がうまくいっていない会社が、日本にはたくさんあるんだ。たとえば、不動産や、建設関係の会社などに多い。
そういった産業を、もっともうかる仕事にかえていく方がいい場合もある。また国がかかえている借金はかえさなくちゃいけない。こういう問題を、根本的に解決していくことを構造改革というんだよ。
ポン;ちゃんとできるのかな。
―なにをどうかえるかは、これからしめされる。それを見ないと、なんともいえないな。改革ができなければ、人気も急降下しちゃう。小泉さんの実力が問われるのは、これからなんだ。
(2001年5月4日)
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