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政治編;坪井ゆづる記者(朝日新聞政治部)
テレビを見ていたら、小泉首相が大きな声で話していたよ。質問に答えていたみたいだったけど…… 。
国会中継を見たんだね。国会では、とっても重要な問題が話し合われているんだよ。
なんだかむずかしそうね。わたしたちに関係ないみたい。
そんなことはないさ。みんなの生活に関係あることが、国会で話し合われるんだ。きょうは、国会について説明してみようか。
わーい。おねがいっ。
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国会は、国会議事堂で開かれます。各党の代表者の質問に首相が答えたりします(写真は合成)
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ケン;国会って、国会議事堂のこと?
―あの建物の中に、衆議院と参議院がある。両方を合わせて、国会とよぶんだ。全部で727人の国会議員がいる。国民みんなの代表だね。議事堂は、国の大切なことを話し合う場所だよ。
ジャン;この前、選挙をしたのは参議院だったわよね。
―そう、7月だったね。
ジャン;当選した人たちは、国会でなにを話し合うの。
―たとえば、お父さんやお母さんたちが国におさめた税金を、どう使うかを決める。国のお金の出し入れを予算といって、それを話し合うのが予算委員会。今週もテレビで中継されていたよ。
ポン;よさん?
―きみたちも、おこづかいをもらうよね。それで買い物をするとき、なにに使おうかなあって考えるでしょ。予算を決めるというのは、おこづかいをいくらにして、なにを買うかを決めるのと同じだよ。そのほかにも、国会では、たくさんの法律がつくられる。
ポン;ほうりつ?
―みんなのクラスにも、いろんな決まりごとがあるだろう。そうじ当番とか、日直とか。そういうルールは大人の世界では法律で決める。きみたちのまわりにも、法律がいっぱいあるんだ。
ケン;たとえば?
―学校に図書館があるのは学校図書館法という法律で決められている。消費税が5パーセントなのも、赤信号で止まらなくてはいけないのも、みんな法律さ。「モーニング娘。」のCDにも著作権法というむずかしい名前の法律が関係しているよ。
ジャン;へえ。そういうことを話し合う国会は1年じゅう、やっているの。
―ずっとじゃないよ。毎年1月に通常国会が始まる。ふつうは150間くらいつづくんだ。終われば、夏休みさ。
ケン;じゃあ、いまは新学期なんだ。
―正しくいうと、いまは臨時国会をやっている。先月27日に始まって、12月7日までの予定だよ。
ジャン;臨時?アメリカでテロがあったから、あわてて開いたの。
―ちがうちがう。もともと、小泉さんの「改革」を話し合おうと予定されていた。臨時国会は、内閣が「話し合う必要がある」と考えたときや、衆議院か参議院のどちらかの議員の4分の1以上の人が「開いてほしい」ともとめたときなどに開かれる。でも、秋から年末まで臨時国会を開くのは、ほぼ毎年のことさ。
ケン;ふーん。テロは関係ないんだ。
―いや、そうでもないんだ。最初に、テロを受けたアメリカに協力して、犯人をこらしめるために、なにができるかを話し合っている。自衛隊の船や飛行機がアメリカを応援するためには、新しい法律もつくらなくてはいけないからだよ。
ジャン;話し合うことが多いのね。
―それだけじゃない。景気が悪くなって、会社がつぶれたり、仕事がなくなったりしてこまっている人を、どう助けるのかも重要なテーマだよ。
(2001年10月7日)
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