朝日小学生新聞
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■教育にかける時間とお金の有効活用術■

このところ、「模試の結果が悪かった!」「以前より問題が難しかった!」「残 り1か月くらいしかない!」という声を耳にする機会が増えてきました。
受験生がいる家庭でなくても、1月・2月はなんだか「受験ムード」というのを感じますよね。そしてどうしても聞こえてくるのは「不安」や「心配」といった“マイナス”の言葉です。

ただし!です。それでは実際にそうなってしまいます。マイナスの言葉を吐くとマイナスの出来事を実現させてしまいます。
あるセッションで司会を務めていた、世界的な超有名企業の役員さんが、「思い描いたことを、紙に書くと40%、さらにそれを口に出すと75%、頭で思っていた状態よりも実現可能性が上がるデータがある」と仰っていました。
「だからどんどんやりたいことは話した方がいい」とも。できるかできないかに関わらず、「やりたい!」「したい!」「こうなりたい!」と言葉を出すうちに、75%も実現可能性が高まるということです。

裏を返せば!?そうです。「起こってほしくないこと」「なってほしくないこと」など、“マイナス”の言葉を口にしていると、そのマイナスな出来事も75%実現可能性が高まってしまうということです。
俗にいう、ポジティブシンキングという考え方がなぜいいのか、実験でも認められているということですね。

自分にとって“プラス”な未来・将来を口にすればするほど実現可能性が高まる。“マイナス”な言葉を吐けば吐くほど、よりその言葉に現実が引き寄せられる。
子どもさんが実行するのは難しいかもしれませんから、周りにいる大人はせめて、“プラス”の75%を呼び込んであげたいですね。


【プロフィール】
安浪京子先生
沖山賢吾(おきやま けんご)
1977年東京都八丈島生まれ。東大難関大受験専門永田塾で英語講師・校舎長、リソー教育グループで新規顧客営業を担当。「塾の先生」とは異なる経験から包み隠さず助言がもらえると「コア」なファンが多い。現在は沖山教育研究所を構え、先を見据えた研究・提案を重ねている。
沖山教育研究所FB https://www.facebook.com/okiyamakengo/

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