朝日小学生新聞
  • 毎日発行/8ページ
  • 月ぎめ2,100(税込み)

■親はどう頭を切り替えて子どもたちの教育に向き合えばよいか■

私の塾がある神奈川県大和市内の全中学校の全学級に、1月から「朝日中高生新聞」が入ることになったようです。議会で承認されたということです。
とても良いことだと思います。どれだけ活用されるかは疑問符ですが、ポンとクラスの図書棚にでも置いてあれば開いて読む生徒もいることでしょう。
それだけでも良いです。子どもたちが新聞にふれるきっかけにはなります。小学生についてはその翌年から「朝日小学生新聞」が学校で1部入るそうです。

私の塾では、朝日小学生新聞と中高生新聞から、わたしが記事を選んでまとめ、それを生徒たちに読ませて400字の文章を書かせています。書かせたものは添削して返しています。
国語の指導をどうするかは学習塾にとってもっとも頭の痛い部分です。国語の指導は時間がかかる上に目に見える効果が期待できにくいからです。
塾には「テストの得点を何点あげる」とか「志望校に合格させる」といった具体的な成果が期待されます。そうしたものと国語の指導は相容れない部分が多いからです。だからといって逃げていてもしかたがありません。

どうにかして生徒たちの国語力アップに正面から取り組んでいく必要があります。読むチカラ、書くチカラ、考えるチカラ、それらをどうアップさせていくか。
そんな取り組みのひとつが朝小、朝中高新聞を利用した作文指導です。国語の指導はどこまでも地道に、少しずつ、一歩ずつです。まずは、毎日、新聞を読むところからスタートですね。


神奈川県大和市の塾『宮崎教室』 塾長 宮崎智樹 (みやざき ともき)
宮崎教室 http://miyajuku.com

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