朝日小学生新聞
  • 毎日発行/8ページ
  • 月ぎめ2,100(税込み)

■朝小を授業でフル活用しています!■

スポーツは走ることが基本のようだ。走ることによって足腰を鍛え、土台となる下半身をつくる必要があるのだろう。テレビで観るあらゆる競技の練習風景は、まずランニングが映し出されている。
では、「学び」の基本はなんだろうか。それはやはり「読むこと」。読まなければ始まらない、読めなければ始まらないのである。
書いてあることが分からなければ、どうにもその先の、肝心要の学びの真髄である「考える」につながらないのだ。

ならば、どのようにして「読む力」をつけるか、それは読むことを「毎日の習慣」にすること。しかし、それが難題だ。
世間には、それに敵対(?)する楽しいものが溢れている。「テレビ・スマホ・ゲーム・夜更かし…」の習慣がつく前に、この「読む習慣」をつけなければならない。
所謂「悪い習慣がつく前に、良い習慣をつける」なのだ。

敵対する習慣がつく前に、本を読む楽しさ、新聞のおもしろさに気がつくかが大事なのである。もし、まだ気づいていないとしても心配することはない。「今からでしょう」と言いたい。
「学力」や「受験」、日常の中で習慣をつけるということから考えると、最適なのは本よりも新聞なのではないか。

新聞には政治・経済から社会ニュース(事件・事故)・スポーツ・生活・芸能・文化・教育・医療…細かくは、料理、旅行、書評・映画、コラムに投書欄、そして漫画まで。
どこからでもよい、紙面を広げれば、ふと目に留まるところは一つぐらいはあるだろう。毎日少しずつでも読み続け、習慣化されれば、語彙や知識や情報は増え、リニューアルされることは間違いなしである。
語彙が増え、読むスピードがつけば、見開いた紙面からほかの記事が必ず目に留まる。その毎日の蓄積が、今求められている「思考力・判断力・表現力」に必ずつながるはずだ。


東京都練馬区の塾『受験 松井塾』 松井光裕(まつい みつひろ)
松井塾 http://www.matuijuku.com

<<他の記事へ>>
■編集部から■
師走からお正月へ

■中学受験を乗り切るために、親が知っておきたいサポート術■
安浪京子先生が、中学受験への親の関わり方をQ&A形式で答える連載です。第13回は「模試の判定が悪かったら、本番も受からない?」

■教育にかける時間とお金の有効活用術■
教育アドバイザーの沖山賢吾さんが、塾講師などの経験をもとに教育の考え方を伝えます。今回は「子どもの事情」

■親はどう頭を切り替えて子どもたちの教育に向き合えばよいか■
2020年度に変わる大学入試と、それに向けた親の心構えと対策を、神奈川県大和市の宮崎教室塾長、宮崎智樹さんが解説。今回は「学校でのこと、聞いています?」


トップへ戻る