朝日小学生新聞
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■親はどう頭を切り替えて子どもたちの教育に向き合えばよいか■

9月25日の朝日小学生新聞をお読みになられましたか。来年の通常国会で成人年齢を今の20歳から18歳に引き下げる民法の改正法案が提出される予定だ、と書いてありました。
2007年の国民投票法の成立で、憲法改正を決める投票に参加できる年齢を18歳以上、と定めたのに合わせ、この夏から選挙権も18歳に引き下げられました。選挙権があるのならば大人として扱うべきではないか、といった議論がはじまっているのです。

さて、「18歳が成人」ということになると、さまざまな問題がおこってきます。たとえば、来年の国会で民法改正が実際におこなわれると、今の中3や高1は18歳時に成人となるわけです。
その年は、18歳、19歳、20歳の3学年が同時に成人式をむかえることとなり、場所の確保やらなにやらで混乱するでしょう。まぁ、そんなことはどうでもよいのでしょうが…。

結婚はどうなるの?  自分でいろいろな契約ができるの? 被選挙権は? 喫煙や飲酒については? 年金は18歳から払うことになるの? などなど、たくさんの疑問がでてきます。
学校の現場も今までとは違った対応が必要になりますね。高3生の進路相談などで、三者面談の形も変わらざるを得ません。何しろ成人として扱わねばならなくなるのですから。

さてさて、保護者も心の準備が必要ですね。たぶん、今の15歳が18歳になるころには、18歳の成人式になるのでしょうから。もちろん、今の小学生は間違いなく18歳で成人でしょう。
大人になるのが早くなるということが、親の負担を軽くするのか、重くするのか、何ともいえませんが。



神奈川県大和市の塾『宮崎教室』 塾長 宮崎智樹 (みやざき ともき)
宮崎教室 http://miyajuku.com

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