朝日小学生新聞
  • 毎日発行/8ページ
  • 月ぎめ2,100(税込み)

■朝小を授業でフル活用しています!■

朝小新聞を使った授業をイメージして頂くために、前回の補足をします。
「ニュース先取り・地理カレンダー」(7月7日号・海の日、9月1日号・実りの秋)を使用。前文から新たに制定された「海の日」「山の日」を知ることから始まる。
本文の導入は、島崎藤村の「やしの実」の詩の一節。明治時代の作家・島崎藤村の名前は何度も読んでいく中で、頭のどこかの引き出しにしまえたはずだ。

さて、地図帳を拡げ、赤道・北極・南極を確認し、それぞれの周辺国の平均気温を地図帳で調べ、メモさせた。比較のために東京の雨温図も大切である。
海水の流れを知り、水温が各地の気候の違いに大きく影響することを一緒に考える。

海流の上を吹く風、積乱雲の発生と。その海は地球の70%を占める。社会科においては数字も大切。70%をしっかりマークさせた。
4年生にとって割合(%)は未習だが、次の学習予定でもある9月1日号(実りの秋)では「食料自給率」がテーマだ。
全ての語句が細かくわからなくてもよい。おおよそがわかれば、使っているうちにきちんと整理できることもある。割合の概念を教える。

食料自給率は日本の将来にわたっての重要課題の一つ。教科書や受験参考書ではなく、新聞を活用する意味のあるところだと思っている。
現実の問題を日々取り上げ、色々な角度から出る多様な意見が継続して掲載される。
「なぜ日本の食料自給率は39%なのか?」 「いったいどこの国から何を輸入しているのか?」「世界の国々と比べて日本はどうなのか?」 
今、そして将来にわたる問題は、未来を担う子どもたちと一緒に考えなければならないのだ。新聞はそのきっかけをつくってくれる。

東京都練馬区の塾『受験 松井塾』 松井光裕(まつい みつひろ)
松井塾 http://www.matuijuku.com

<<他の記事へ>>
■編集部から■
ちゃんとした言葉づかいって?

■中学受験を乗り切るために、親が知っておきたいサポート術■
安浪京子先生が、中学受験への親の関わり方をQ&A形式で答える連載です。第8回は「テストの復習、どのようにするべき?」

■教育にかける時間とお金の有効活用術■
教育アドバイザーの沖山賢吾さんが、塾講師などの経験をもとに教育の考え方を伝えます。今回は「歯医者さん理論って?」

■親はどう頭を切り替えて子どもたちの教育に向き合えばよいか■
2020年度に変わる大学入試と、それに向けた親の心構えと対策を、神奈川県大和市の宮崎教室塾長、宮崎智樹さんが解説。今回は「これから求められるチカラとは?」


トップへ戻る