朝日小学生新聞
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■中学受験を乗り切るために、親が知っておきたいサポート術■

Q.学校行事が忙しくて塾の宿題をする時間が取れません
A.学校が始まると、運動会、合唱祭(練習が大変!)、移動教室などに加え、私立中高の文化祭、学校説明会と、行事が目白押しになります。また、6年生は日曜祝日ごとに何かしらの模試があるため、模試が終わってから志望校の文化祭にダッシュ!というスケジュールも珍しくありません。

しかし塾のカリキュラムは容赦なく、4、5年生はより高度な単元に入り、6年生は過去最多の課題を出すようになります。こと6年生においては、塾から出された課題をすべてこなすのはほぼ不可能。というのも、塾側は「科目ごとの宿題」や「平常授業・特訓授業ごとの宿題」など、一人あたりの全宿題量を把握しておらず、各科目の先生が思い思いに宿題を出していることがほとんどだからです。

そこで塾に頼んで、宿題の優先順位をつけてもらいましょう。この時期は、睡眠時間の確保すらままならなくなります。単純に、学校、塾、生活時間(睡眠、食事、お風呂など)以外が勉強にあてられる最大限の時間です。可視化すると、勉強できる時間が意外と少ない事に驚かれるのではないでしょうか? 

秋以降はいかに無駄を削り、最大効果を上げる課題に集中するかにかかっています。




【プロフィール】
安浪京子先生
安浪京子(やすなみ・きょうこ)
1976年、岐阜県生まれ。中学受験算数専門プロ家庭教師「(株)アートオブエデュケーション」代表として、受験算数の指導および中学受験メンタルサポートに力を入れ、毎年多数の合格者を出している。著書に『きょうこ先生のはじめまして受験算数』(朝日学生新聞社)他、連載、講演、セミナーなど多数。毎月第2,4木曜10~12時に、中学受験の悩みをざっくばらんに話し合う「中受カフェ」を開催中。
きょうこ先生のブログ http://ameblo.jp/prestige-partner/

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