朝日小学生新聞
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■中学受験を乗り切るために、親が知っておきたいメンタルサポート術■

Q.夏休みは毎日勉強しないとダメなのでしょうか?
A.夏休みは「受験の天王山」といわれるように、非常に大切な期間です。6年生はいわずもがな、他学年においても、通常は手の回らない苦手分野の補強や、基礎の固め直しなど、する事はたくさんあります。
ただし、1か月半ある夏休みを走り続けるのは、(よほど勉強が好きな子でない限り)至難の業であり、高いモチベーションを持っていたとしても、必ず疲れは出てきます。

ではどうすれば良いのかというと、仕事であれ勉強であれ、最も効率が上がるのは「余裕」を作ることです。つまり「息抜きの時間」をきちんと確保することです。
例えば、お腹が空いている時に元気を出そうと食事をしても、お腹一杯まで食べ過ぎてしまうと逆に動けなくなります。最適に動くための「腹八分目」なのです。

毎日勉強をする事は、学習の習慣づけの観点からも大切ですが、それ以上に大切なのは学習密度です。学習密度を上げるために、たまには「勉強しない日」をあえて作るのをおすすめします。



【プロフィール】
安浪京子先生
安浪京子(やすなみ・きょうこ)
1976年、岐阜県生まれ。中学受験算数専門プロ家庭教師「(株)アートオブエデュケーション」代表として、受験算数の指導および中学受験メンタルサポートに力を入れ、毎年多数の合格者を出している。著書に『きょうこ先生のはじめまして受験算数』(朝日学生新聞社)他、連載、講演、セミナーなど多数。毎月第2,4木曜10~12時に、中学受験の悩みをざっくばらんに話し合う「中受カフェ」を開催中。
きょうこ先生のブログ http://ameblo.jp/prestige-partner/

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