朝日小学生新聞
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■2020年大学入試改革を前に知っておきべきこと■

今のセンター試験に代わる新しいテストでは何が変わるのでしょうか。センター試験はマークシート式です。選択肢の中から正解を選ぶという問題形式です。新しいテストでは300字程度の記述問題が、まずは数学と国語に導入される予定です。すでに文部科学省が問題イメージを公表しています。
あらかじめ与えられた選択肢から解答を選ぶのと、最初から自分で考えて決められた字数で解答を書くのでは全く違った能力が求められます。しかも、そうしたチカラはある程度の時間をかけて身につけていくものです。すでにそうした改革がおこなわれる事がわかっているのですから、学習のスタイルそのものをかえていく必要があるのです。
たとえば、これからは「個」での学習ではなく「協同」での学習が大切になってきます。1人でもくもくと机に向かって問題集に向かうのではなく、あるテーマについてみんなで議論しながら学んでいく、といったイメージです。自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断していく学習です。
これまでの教室は、一人ひとりの机が整然と前を向いて静かに教師の授業を聞く、といったものでした。2020年に向けて教室の様子も、何人かのグルーブごとに机がまとまりそこでみんながワイワイと議論をしている、といったものにかわっていくはずです。いや、すでに多くの学校でそうした授業になっています。

文部科学省の学力評価テストの問題イメージ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/033/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2015/12/22/1365554_06_1.pdf

神奈川県大和市の塾『宮崎教室』 塾長 宮崎智樹 (みやざき ともき)
宮崎教室 http://miyajuku.com

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