朝日小学生新聞
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■教育にかける時間とお金の有効活用術■

この原稿を書いている今日2月1日は、東京神奈川の中学受験解禁日。毎年恒例の校門激励に行きました。
無事2名の生徒と顔を合わせることができたのですが、片方のお母さんからこんな報告が。「人生で一番緊張してるそうです(笑)」

確かにちょっと堅めの表情でした。実はこの生徒、何回かこのメルマガでも登場した子なんです、宿題をやるやらないで親子がもめていたり、ということで。
そういう子は普通、受験当日も緊張感なく、ダラダラとしてしまいそうなものですが、むしろ逆(笑)。本人なりに、真面目に、取り組んできていたんだなって思いました。

それぞれみんな、好き勝手やっていそうでも本人は本人なりにがんばっている、ってことですね。それを本人がやらないから、勉強しないからと子どものせいにしている大人は私がとっちめてやらないと(笑)。
そんな状態で時間とお金をかけていても、成果は確実に出ません。今日から最大5日間、どんな展開が待っているのか、楽しみです。



【プロフィール】
安浪京子先生
沖山賢吾(おきやま けんご)
◎1977年東京都八丈島生まれ。都立戸山高校・早稲田大学社会科学部卒業後、東大難関大受験専門永田塾で英語講師として勤務。「御三家」を中心とした中高一貫校の生徒指導や、校舎長として営業・総務などの教室運営全般も経験。リソー教育グループに再就職後は、塾のシステムや利用法を説明する営業を担当。進路や勉強法など、保護者との面談も5000件を超える。
◎現在は、沖山教育研究所を構え、16年の教育業界における経験・体験・体感を基に、将来につながる「時間とお金」の使い方を指南する進学コンサルタントとして活動中。今期より、主に起業家やNPO代表が講師を務める大人向け社会塾『熱中小学校』講師も務める。「強烈な興味関心好奇心を持つ」「他人の人生を生きない」「好き嫌いと損得勘定で生きる」「超利己的に生きることが超利他的な存在になる」といったストレートな物言いとその先見性に注目が集まり、社会人向けセミナー、メディアへの出演・寄稿も多数。
◎著書には『できる子はどっち?』(KADOKAWA)がある。待望の新刊『志望校は校長で選びなさい』(かんき出版)が2月22日陳列予定。http://amzn.asia/6jReYZF

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