朝日小学生新聞
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■教育にかける時間とお金の有効活用術■

内輪話なんですが、とってもいいことがあったので書きます! 実は先日、自塾の生徒のカウンセリングを安浪さんにお願いしました! 
そうです、このメルマガでご一緒させてもらっている“きょうこ先生”に、です(笑)。
その生徒の成績は上がらず、受験が近づくにつれてお母さまの不安も増していたので、少し違う角度からアプローチする必要を感じていました。病院でいう、セカンドオピニオンが必要だなと。

そこで安浪さんのカウンセリングサービスを利用しようと思いつき、指導もセットになったプランでお願いしたのです。
生徒の自宅に訪問する前、これまでのノートや過去問の様子、模試の結果や普段の学習状況などを共有。対面後は本人との会話を中心に、今の考えや今後の予定を伝達し合いながらあと数週間でできることを、1時間ほどの指導で探ってもらいました。

安浪さんから翌日、今後の学習に必要な事項をまとめた学習プランをもらいました。さっそく指示通り、計算練習用の問題集1冊と、安浪さん自身がつくられた『はじめまして受験算数』2冊を購入しました。
問題集はすべてやるのではなく、重要項目だけ選んでくれていたのですが、その選び方に「プロ」を感じました(笑)。計算は120ページある中から、たった6ページが、『はじめまして』では100以上ある項目から、26項目が選ばれていたのです。
本人の状況と志望校との距離から考えて、必要なものを厳選してくださったのでしょう。

私は中学受験指導ができるわけではありません。だからどんどん「できる人」に任せます(笑)。安浪さんから大まかな戦略を与えられたあとは私の出番です。
実際にやらせられるかどうか、が大事ですからね。『はじめまして』の演習と動画受講を軸にしながら、受験までのスケジュールに、必要なことを落とし込みました。
少しモチベーションが下がっていた本人も、やることが明確になり、余計なものがそぎ落とされたおかげで、いまではスッキリと受験に向かっています。

今では生徒から毎日届く、計算ノートの画像チェックが私の楽しみになりました(笑)。指導を受ければできるようになるわけではありません。
やるべきことやらなくていいことを明確にわけて前向きに学習することがいま、大切だと思います。


【プロフィール】
安浪京子先生
沖山賢吾(おきやま けんご)
1977年東京都八丈島生まれ。東大難関大受験専門永田塾で英語講師・校舎長、リソー教育グループで新規顧客営業を担当。「塾の先生」とは異なる経験から包み隠さず助言がもらえると「コア」なファンが多い。現在は沖山教育研究所を構え、先を見据えた研究・提案を重ねている。
沖山教育研究所FB https://www.facebook.com/okiyamakengo/

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