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スーダン・北ダルフールで国内避難民キャンプを警備するAU軍の兵士=07年12月
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中国で開かれた北京五輪のカウントダウンイベント
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アフリカ問題、洞爺湖サミット
新年、あけましておめでとうございます。今回は、2008年の世界の大きな動きを先取りして紹介しましょう。
地球の温暖化や気候変動を食い止めるため、世界は元旦から、新しい約束をはたすべき期間に入りました。1997年に決まった「京都議定書」にもとづいて、日本を含む先進国は、二酸化炭素など6種類の「温室効果ガス」の排出量を1990年に比べて、平均で5%削減しないとなりません。約束期間は2012年までの五年間。本当に減らすことができるかどうかが、私たちの未来を左右します。
1月には、「世界最悪の人道危機」とされるアフリカのスーダン西部ダルフール地方の紛争を止めるため、国連とアフリカ連合(AU)が合同で平和維持活動を始める予定です。紛争は、アラブ系中心の政府による迫害に不満を感じたダルフール地方の黒人住民が、03年に立ち上がって始まりました。死者は20万人以上にのぼり、200万人を超す人が国内外で避難生活を送っています。過去最大2万6000人規模の部隊(UNAMID)に、日本も500億円を支出します。
中国やインド、ブラジルなど「新興経済国」といわれる国々の経済成長で、世界全体が安定と繁栄に向かう一方で、アフリカでは紛争や貧困が相変わらず問題になっています。日本は五月に「第四回アフリカ開発会議」(TICADW)という国際会議を主催します。アフリカ各国の大統領や首相と一緒に、アフリカの発展や平和について話し合うのです。
その後、7月には、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、ドイツ、イタリア、カナダ各国の首脳が北海道の洞爺湖に集まってサミットと呼ばれる会議を開きます。ここでは気候変動とアフリカを含む地域の貧困問題が主な議題になりそうです。
8月は、世界が注目する北京オリンピックがあります。アジアでの夏季オリンピックは1964年の東京、88年の韓国・ソウルに次いで3回目です。開会式は現地時間の8月8日午後8時8分の予定です。日本勢の活躍に期待しましょう。
ロシア プーチン氏指名の大統領へ
米国 民主党の大統領が誕生か
今年はアメリカ、ロシアの大統領選、台湾総統選挙など大きな選挙が相次ぐ「選挙イヤー」でもあります。
ロシアの大統領選は3月の予定です。絶大な人気を誇るプーチン大統領(55)から、後継者に指名されたメドベージェフ第一副首相(42)の当選がほぼ確実です。プーチン大統領は5月に8年間の任期を終えますが、その後に首相になる見込みです。ロシアに経済成長をもたらした「プーチン時代」はこれからも続くことになりそうです。
一方、二大政党制のアメリカでは共和党のブッシュ大統領の8年間が終わり、民主党の大統領が誕生するとの見方が有力です。民主党の有力立候補予定者は、女性初をめざすヒラリー・クリントン上院議員(60)と、アフリカ系初となるバラク・オバマ上院議員(46)。選挙は11月ですが、両政党が候補者を選ぶための党員集会や予備選が一月から各地で始まり、アメリカは一年を通じて選挙一色となりそうです。
アメリカによるイラク侵攻開始から今年で丸5年になります。自爆テロなどが相次ぎ、内戦状態ともいわれるイラクの安定化、低所得者向けの住宅ローンのこげ付きで悪化しつつある経済――。09年1月に就任予定の新大統領は多くの課題を抱えて船出することになります。
(望月洋嗣記者=朝日新聞 外交・国際グループ)
2008年1月6日
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