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7都市が立候補、決定は09年
東京のライバルはシカゴ、リオか
2016年夏のオリンピック(五輪)を開きたいと、7つの都市が立候補しました。東京と、バクー(アゼルバイジャン)、シカゴ(米国)、ドーハ(カタール)、マドリード(スペイン)、プラハ(チェコ)、リオデジャネイロ(ブラジル)です。この中で1つだけ、開催した経験を持つ東京がどこまでアピールできるか、スポーツの競技より前に、熱い戦いが始まっています。
夏のオリンピックは、08年は北京、12年はロンドンで開くことが決まっています。問題はその次の開催地です。今回国際オリンピック委員会(IOC)に立候補の手続きをすませた7都市から、08年6月の理事会で、まず五都市ぐらいに絞られます。09年10月2日のIOC総会で開催都市が決まる予定です。
五輪開催となれば、世界の注目を集められますし、競技場などの建設、整備で景気を良くすることもできるなどと考えて、各都市とも「わが市でやりたい」と力が入ります。
一部で「本命か」と言われるのがシカゴ。88%の選手が選手村から15分以内で会場へ行けると言います。8万人収容のメーンスタジアムは大会後、観客席を5千人分減らして、市民が使いやすくするそうです。選ばれれば、米国で20年ぶりの開催となります。
リオデジャネイロは、南米初の五輪をかかげます。「初めてなら」と支持する加盟国があるかもしれず、アピールのプラス材料になりそう。今年夏に総合競技大会のパンアメリカン大会を開いた実績もありますが、会場が分散しているうえに、犯罪発生率が高いという批判も出そうです。
唯一の開催経験をアピール
「コンパクトな大会」めざす
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| 43年前の東京五輪。2度目の開催を東京は目指します |
マドリードは、長くIOCに君臨したサマランチ前会長の母国スペインの首都です。12年夏がイギリス、14年冬がロシアと、ヨーロッパ開催が続くのがマイナス材料。この点はプラハもそうです。
アジア大会を昨年12月に開いたドーハ。カタールの首都で、中東のオイルマネーがあふれる商業都市でもあります。夏の最高気温が40度を超えるのがネックと言われます。バクーは油田開発で発展した都市ですが、交通機関やホテルなどの整備が他市より遅れぎみです。
東京は1964年の開催経験を強調して「遺産を生かし、未来につなげる」をキャッチフレーズに、2度目の開催をめざしています。東京湾の埋め立て地を緑化し、半径10キロ内を中心に競技場や選手村を設ける考えです。ロンドンやロシアが国をあげてのPRで成功したことから、政府の全面支援を受けたいところです。08年が北京のため「またアジアか」といったイメージを打破する必要もあります。
五輪は競技数が増え、テレビの放送料なども高騰して「大きくなりすぎた」との反省から、コンパクトな大会を求める流れが世界的にあると言われます。さらに、競技場建設など財政面の課題や、「自然を壊すなど、かえって環境破壊につながる」との反対論もそれぞれにあり得ます。これらの点に、各立候補都市がどう対応するのか、問われそうです。
(高橋 俊一・ジャーナリスト)
2007年9月30日
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