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06年世界はどうなるのかな

米国や中東での選挙に注目

 二〇〇五年の世界は、大規模なテロと、ハリケーンや大地震などの自然災害に振り回された感があります。〇六年はどんな年になるでしょうか。未来を語る予言者にはなれませんが、今年、世界で重要視されそうなテーマを考えてみました。

 今年は世界各地で、選挙が大きな注目点になりそうです。

 まず、アメリカ。今年は四年ごとの大統領選のちょうど中間で、十一月に連邦議会選(中間選挙)や知事選などが一斉に行われます。ただの選挙ではなく、ブッシュ政権に対する評価を測る意味もあり、イラク政策などの外交課題がどれだけ争点になるかが見どころです。

 そのイラクは昨年末に議会選挙を終え、イラク人の正式な政府による国づくりがいよいよ始まります。ですが、米軍をはじめとする多国籍軍の駐留は当分続く見込みで、それを口実にしたテロも簡単にやみそうにはありません。

 ガザからのイスラエル撤退でわずかながら希望が見えた中東和平。今年は一月にパレスチナで、三月にイスラエルでそれぞれ議会選があります。パレスチナではこれまで和平交渉を拒否して武力攻撃を続けてきた過激派ハマスが初めて参加しますが、イスラエル、パレスチナ双方で新しい政治の枠組みが固まるまでは、和平交渉の動きは棚上げになりそうです。

北朝鮮の核問題、6者協議で
 核をめぐる動きも見逃せません。焦点は、北朝鮮とイランです。

 北朝鮮は昨年九月の六者協議という話し合いの場で、すべての核兵器と核開発を放棄すると宣言しましたが、その後に「原発をくれれば核を放棄する」と言い出しました。関係国は、今年の早いうちに次の六者協議を開きたいと考えています。北朝鮮の宣言をどう実行させるか、日本を含めた国際社会がどんな見返りを北朝鮮に与えるかがポイントです。

 「核を平和利用する権利がある」と主張するイランには、イギリス、フランス、ドイツのヨーロッパ三か国が核開発の停止を働きかけていますが、昨年八月以来交渉は止まっており、今年のいつごろに交渉が再開できるかめどはたっていません。

地球温暖化防止へ話し合い
 最後に、身近な環境の話題をひとつ。

 最近のハリケーンや台風の急増は、「地球温暖化」が原因とされています。人間のさまざまな経済活動で二酸化炭素の排出量が増えることが、地球規模で気候を変えてしまうと考えられているのです。

 一九九七年に京都で、二〇一二年までに二酸化炭素などの排出量を一定程度減らすことが決められましたが、その後、最大の排出国アメリカが経済活動への影響を嫌って脱退するなど、対策の枠組みが大きく揺らいでいます。

 昨年十二月のカナダでの会議で、一三年以降の取り組み方を話し合う会議を今年開くことが決まりました。核問題と並んで、人類が地球の未来のために積み残した大きな宿題といえます。

  (堀内 隆・朝日新聞外報部)

2005年1月8日


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