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アメリカ兵への攻撃を勢いづけているのが、生き延びているとされるフセイン元大統領の存在です。アメリカへの徹底抗戦を呼びかける元大統領のものとみられる録音テープが、何度か放送されました。
アメリカは7月3日、元大統領の居所に関する情報について、2.500万ドル(約30億円)の懸賞金を払うと発表しました。22日には、元大統領の長男ウダイ氏、次男クサイ氏が潜んでいた北部モスルの豪邸を攻撃し、両氏を殺害しました。この2人の情報にもそれぞれ1500万ドル(約18億円)の懸賞金がかけられていました。アメリカ軍は、2人の遺体の写真をすぐに公表しました。フセイン一家の2人が死んだことを明らかにすることで、アメリカへの抵抗をやめさせたいという期待があったためです。
しかしその直後からも、アメリカ兵が襲撃される事件が相次いでいます。またアメリカ軍だけでなく、国連や非政府組織(NGO)への攻撃もありました。イラクの治安の悩みは、しばらく続きそうです。
(藤谷 健・朝日新聞記者)
(03年8月3日)
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