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このほか日本の近海に、北朝鮮籍と思われる船が入ってきた「不審船事件」もあります。ミサイル開発や核兵器開発の疑いももたれています。一方、日本は、太平洋戦争前の植民地支配について、北朝鮮に「謝罪と補償」をしていません。今回の訪朝で、こうした問題が話しあわれれば、両国の関係改善の一歩となるばかりか、東アジア全体の安定と平和につながるはずです。
北朝鮮では今、長年の飢饉(ききん)で国内の穀物が年間100万d以上不足していると言われます。経済的にも行き詰まりが深刻になっており、そうした「苦しい台所事情」も、今回、金総書記が日本とのトップ会談を受け入れた理由の一つなのでしょう。韓国の大統領が間に入り、「北」側を粘り強く説得したという情報もあります。
(斎藤 智子・朝日新聞記者)
2002年9月15日
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